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「ヘイト」など独自システムが光る新作ロボットSRPG『リレイヤー』TGS2021体験レポ

2021年10月01日 17時30分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

 9月30日より開催されている東京ゲームショウ2021(TGS2021)のハピネットブースにて、角川ゲームスの新作ロボットシミュレーションRPG(SRPG)『Relayer(リレイヤー)』を体験する機会を得たので、本作がどういった作品だったのかをご紹介したい。

 本作の舞台は、人類の外宇宙への進出が本格化した未来、星歴2051年の地球。人類は“Relayer(リレイヤー)”と呼ばれる謎の地球外生命体の侵略を受けている最中にある。一方、リレイヤーと時を同じくして現れたのが、“スターチャイルド”と呼ばれる特殊な能力を持つ人々と、高度な文明を持ちながら滅んだとされる古代銀河文明の遺産。

 プレイヤーは、古代銀河文明の技術を解析して作られた新型の人型兵器“ステラギア”と恒星間航行を可能とする試験艦“アステリズム”号を指揮し、地球を脅かすリレイヤーの侵略に立ち向かうことになる。

 そんな本作だが、体験会ではTGS2021のため用意された“TGS2021特別エリア”を体験。

体験会では、TGS特別エリアをプレイ

 マップは見下ろす形のクオータービューで、敵味方のユニットが配置され、自軍のキャラクターを操作して戦う。ステラギアにはアサルト、タンク、スナイプ、スカウトの4種類があり、一部の例外を除き、所持している武器により射程が決まっているという。

ブレードを持っているユニットは射程1、ライフルを持っているスナイプは射程が3と、武器により射程が異なる

ユニットが行なえる行動は攻撃、スキル、アイテム、防御、待機の5つ

 敵ユニットがどの射程の武器を持っているかは、アイコンで分かるので、そのアイコンと敵の移動距離を考えて味方ユニットを操作する必要がある。敵を攻撃または敵から攻撃されるとカットシーンへ移行する。

敵ユニットを選択するとレベルや残りHP&SPが確認できる。また、アイコンによりメカタイプ、所持する武器の種類が分かり、移動距離も示される

敵に攻撃を仕掛けると、ダメージ量や命中率、クリティカル率が示される

攻撃すると、ステラギアによるカットイン演出になる

 反撃は攻撃された武器と同じ射程でないと発生しない。そのため、移動距離、武器の射程を考慮しつつ、移動や防御、攻撃を選択する必要がある。

 加えて、本作のバトルシステムには「ヘイト」があり、ヘイトが高いと敵から狙われやすくなる。このヘイトはタンクが一番高いという。メカタイプやキャラクターのスキルなどによりヘイト管理をし、防御力の低いユニットのダメージを抑える必要もあると思われる。

 そうした特徴とマップはグリッド表示されていることもあり、さながら将棋やチェスのような戦略性ボードゲームのような印象を受けた。

 スキルは自動で発動するパッシブスキルと、SPを使って使用するアクティブスキルの2種類ある。アクティブスキルは、通常よりも強力な攻撃、回復、バフなどさまざま。スカウトは回復とバフが得意など、メカタイプにより固定されている訳ではなく、スカウトの中にも攻撃が得意なキャラもいるとのことなので、キャラクターによって変わるようだ。

スカウトのハレーは、回復とバフスキルをかなり持っていた。TGSの特別仕様によるところもあるかもしれないので、製品版とは異なる可能性がある

タンクはセルフヒールなど、自分にのみ効果のあるスキルを所持していた

スナイプのヒミコは攻撃スキルを所持

攻撃スキルには、カットイン演出がある

 アサルトとタンクといった近接ユニットは、同じ敵を挟み込むことで、攻撃を仕掛けたユニットの次に挟み込んだユニットが追加攻撃をする「バックスタブ」が発動する。また、スカウトとスナイプは、ランダムで敵を一撃で倒す(ボスなど一部の敵には無効)こともあるなど、メカタイプによる特徴もあり、運要素も含めアツイバトルが楽しめるようだ。

バックスタブの条件が揃っていると、マップ上に「B」の文字が表示される

 ゲージが溜まると発動できる必殺技「ビックバン」は、範囲内の敵を全員攻撃できる。範囲は縦長だったり、攻撃の中心の周囲だったりとさまざま。

ビックバンは指定範囲の敵全員に攻撃できる範囲攻撃

ド派手なカットイン演出が入る

 育成は、スターキューブと呼ばれるシステムにて行なわれる。育成ツリーをジョブポイント(JP)にて解放し、能力を上昇。後に新しいジョブも解放されるようだ。

キャラクター育成画面

 リレイヤーはヘイトなど、ロボットSRPGでは見かけない独自のバトルシステムもあり、敵の行動を誘導、先読みした戦術が必要な、一見シンプルにみえて奥深い戦闘が楽しめる。

 魅力的なキャラクターもたくさん登場。今回の体験版では体験できなかったが、ストーリーが進むと艦内の至る所でイベントが発生し、アドベンチャーパートで物語が楽しめるという。

 本作は9月30日よりパッケージ版の予約が開始。パッケージ版の早期購入特典として、プロダクトコード「テラのレアアイテムセット」が同梱。内容は、最高段階まで改造された物理属性の武器6種「バーニングシリーズ」に加え、メカの装備品となる装甲やカスタムチップ、育成に使用するジョブポイント、ゲーム内通貨にあたるスターゴールドなど、主にゲーム序盤の攻略の助けとなるアイテムが入手できる。

 加えて、パッケージ版の限定版として「リレイヤー デラックスエディション」と、各種店舗特典が用意されている。限定版には、上記の「テラのレアアイテムセット」とサウンドトラック(15曲収録予定)、設定資料集(約100ページ想定)が同梱。店舗特典としてAmazon.co.jp、GEO専用で、それぞれ重力系の武器を入手できるプロダクトコードが付属する。

 本作が気になった人は、今後の追加情報もチェックして購入を検討してみよう。

【ゲーム情報】

タイトル:Relayer(リレイヤー)
ジャンル:シミュレーションRPG
販売:角川ゲームス
開発:GODWARS TEAM
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4
発売日:2022年2月17日
価格:
 通常版:7980円
 限定版『リレイヤー デラックスエディション』:9980円
CERO:審査予定

※PS4版についてはPS5版への無償アップグレードが可能です。

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