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デュアルノイズキャンセリング、LDACにも対応

ソニー、静寂感アップが印象的なEXTRA BASS新ヘッドホン「WH-XB910N」

2021年09月29日 13時00分更新

 ソニーは9月29日、ノイズキャンセル対応ヘッドホン「WH-XB910N」を発表した。価格はオープンプライス。店頭での販売価格は2万円台後半になる見込み。

 直径40mmのダイナミック型ドライバーを採用。XB900Nから構成や色を見直してよりカジュアルなデザインとした。ハウジング部とヘッドバンド部をセパレートにすることで、スイーベル時にシンプルで美しく見えるようにし、ブルーのモデルも明るさを変えている。

 デュアルノイズセンサーテクノロジーでノイズキャンセル性能を強化。立体縫製のイヤーパッドを使用し、遮音性や装着性も改善している。通話専用マイクとフィードフォワードマイクの組み合わせによる通話品質の向上、マルチポイントペアリングで複数の接続機器をスムーズに切り替えられるなど、テレワーク需要に応える性能にした。

 特徴のEXTRA BASS機能に加え、DSEE、LDAC対応、360 Reality Audio認定など上位機の特徴を継承している。専用アプリ「Headphone Connect」を利用してイコライジングや設定変更が可能。

 10分で4.5時間の再生ができる急速充電に対応。Fast Pair/Swift Pairに対応。重量は2g軽い約252g。バッテリー駆動時間はANCオンで30時間、オフで50時間の利用が可能。

聞いてすぐわかるノイキャン性能の高さ

 従来機種の「WH-XB900N」と比較しながら、実機を確かめてみた。まず感じたのは非常にノイズキャンセル性能が高い点だ。高域に少しだけ周囲のノイズが残るが、中域・低域の周辺のノイズはきれいに消え去り、ほぼノイズレスという感じの静寂感に包まれる。価格帯を考えてもかなりよいと思う。

新機種と旧機種

 イヤーパッドや形状も変更されている。910Nは少し硬めのパッドでしっかりと密閉される感じ。旧モデルのソフトに包まれる感じとはまた違ったフィーリングだ。音は立体感があって、かなり高音質化している。XBシリーズは低音重視のシリーズで本機も低音の量感があるが、迫力一点張りではなく、精緻な再現も可能な機種となっている。

 充実した低音は音楽に芯を与え、安定感を増す効果があるが、骨が一本通ったような強さがある。全体に完成度の高さを感じる仕上がりで、低音好きだけでなく、質の高い音質と効果的なノイズキャンセルが両立したヘッドホンを探している人にオススメだ。

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