デジタルアーツは9月29日、GIGAスクール構想における1人1台端末のフィルタリング導入状況を調査した結果を発表した。
全国の児童・生徒に1人1台端末と高速ネットワークを整備するGIGAスクール構想では、端末導入は2020年度内にほとんどの学校で完了。次に注目されているのが、導入した端末をどのように活用するのかという「アフターGIGA」であり、とくに運用にあたって児童・生徒を教育上不適切なウェブサイトや危険なウェブサイトへのアクセスや、インターネットの長時間利用から守るといった端末利用の制御やセキュリティーの導入は必要不可欠という。
同社が2021年3月に教育委員会へのヒアリングを行なった結果によると、GIGAスクール端末についてフィルタリング対策済みの教育委員会はおよそ7割で。多くの教育委員会がフィルタリング対策済みである一方で、フィルタリング対策をしていない教育委員会はおよそ2割、無償フィルタリングで対処している教育委員会は1割という結果になった。
同社では、GIGAスクール構想の1人1台端末に利用しやすいよう改良した学校用フィルタリングサービス「i-FILTER@Cloud」GIGAスクール版や、教育現場を支援する付随サービスとして「子ども見守りシステム」を提供しており、複数の導入事例を紹介している。
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