横浜みなとみらいホールは9月29日、新企画「プロデューサー in レジデンス」を発表した。
国内外で活躍する音楽家をプロデューサーに迎える企画で、演奏家が企画制作からホールと連携することで、音楽ファンの心に残る企画性の高い演奏会の実現、さらには様々なスタイルで音楽を楽しむことができるようになった社会で演奏家自身のプロデュース力の向上を目指す。
初代プロデューサーには東洋人のカウンターテナーとして初めてウィーン国立歌劇場にデビューするなど国際的な活躍が光る藤木大地氏が就任する。
プロデューサー in レジデンス
目的:演奏家がホールと連携し、企画制作から実施まで携わることで、自身のプロデュース力を高めるとともにホールコンテンツの創造性を高める。
期間:2ヵ年
人材:国内外から高い評価を受ける日本人ソリスト
初代就任アーティスト
藤木 大地(ふじき・だいち)氏
期間:2021年9月~2023年8月
名称:横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-2023
プロデュース内容
① 横浜みなとみらいホールリニューアルオープン記念事業
② オーケストラ公演や室内楽公演の企画
③ 事業計画の策定や広報への取り組み ほか
藤木大地氏
2017年、ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。東洋人のカウンターテナーとして初めての快挙で、大きなニュースとなる。
2012年第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてハンス・ガボア賞を受賞。
同年、日本音楽コンクール第1位。2013年ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役でヨーロッパデビュー。国際的に高い評価を得る。 国内では、主要オーケストラ公演やリサイタルがいずれも絶賛を博している。
2021年、大野和士の総合プロデュースにより新国立劇場にて世界初演された渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』(島田雅彦台本)ではアキラ役で主演。アンドロイド「オルタ3」との共演は画期的なオペラのかたちを世界へ提示した。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開し、デビューから現在まで絶えず話題の中心に存在する、日本が世界に誇る国際的なアーティストのひとりである。洗足学園音楽大学客員教授。
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