Cloudflare(クラウドフレア)は、メールセキュリティー分野に参入。新サービスとしてCloudFlareダッシュボード上で無料で利用できるメールルーティングツール「Cloudflare Email Routing」と保護ツール「Email Security DNS Wizard」を提供開始。
Cloudflare Email Routingはユーザー環境で任意のメールプロバイダーを利用した場合でも電子メール転送することでセキュリティーを高めるルーティングツール。Exchange、Office 365、Gmail、Google Workplaceによる管理、あるいはかつてのAol.comのアドレスなど環境は問わず利用できる。自社メールアドレスに独自のドメインを使用しているものの、コンシューマー向けGmailアカウントですべてを管理しているというスモールビジネスユーザーにとっては重宝するツールという。
Email Security DNS Wizardはメールを利用するすべてのユーザーをフィッシングやスパムからより安全に保護するのに役立つツール。ドメインに代わって他のユーザーが悪意のあるメールを送信するのを防ぐDNSレコードを作成できる。SPFまたはDKIMなどのネットワーク設定を1回クリックするだけで利用可能。
また、CloudflareではAdvanced Email Security Suiteの早期アクセス用サインアップの開始も発表。Cloudflareのゼロトラストソリューションとも緊密に統合されており、企業と従業員の安全性と生産性を包括的に保護することが可能となる。メールの完全スキャンのほか、あらゆるメールホスティングプロバイダーの前で動作して、プロバイダーが提供するアンチスパム防御機能やセキュリティー機能を補完するとしている。
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