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正午の12時までに注文・入金確認で即日出荷! すぐにPCがほしい人は要チェック

当日出荷なのにBTOでケースやパーツが選べて事前テストも万全! パソコンショップSEVENの短納期モデルの秘訣とは

2021年10月04日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII
提供: セブンアールジャパン

「ZEFT R26SOP」

パソコンが突然壊れた! そんなときに頼れるのがパソコンショップSEVENの「短納期モデル」

 ある日、編集部ジサトラカクッチの自宅のパソコンが壊れた。カクッチ曰く、マザーボードとCPUを交換してもまったく動作せず、どこが問題なのか分からないとのこと。だが、そのパソコンは仕事でも使っており、さらに遊びたいゲームもあり、すぐにでも代替となるマシンが必要だという。そのとき、カクッチの目に飛び込んできたのが、パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンが手掛ける、「短納期モデル」の文字だ。

 BTOパソコンを購入したことがある人なら、実体験としてわかると思うが、実際にWebサイトから注文して製品が手元に届くまで、数日から1週間程度の日数が掛かる。これは、単体として完成されているほかの電化製品とは異なり、BTOパソコンの場合、注文を受けてからマシンを組み上げ、そして実動検査を行ない、出荷するという流れになるためだ。

自宅のパソコンが壊れたというジサトラカクッチ。パソコンショップSEVENが手掛ける「短納期モデル」について調べてきてほしいとのこと

 しかし、パソコンショップSEVENの短納期モデルであれば、注文したその日にパソコンを出荷し、翌日には手元に届くという。早速、カクッチから短納期モデルについて調べてきてと指令を受け、短納期モデルはどのような仕組みになっているのか? そのメリットやデメリットはあるのか? セブンアールジャパンの代表取締役である西川 龍氏と中嶋 孝昌氏に話を伺うこととなった。

セブンアールジャパン代表取締役の西川 龍氏

ZEFT R26SOP
https://pc-seven.co.jp/spc/14484.html
21万9780円(9月24日現在)

ZEFT R26SOPの主なスペック
CPU Ryzen 5 5600X(定格クロック3.7GHz、最大クロック4.6Hz、6コア12スレッド、L3キャッシュ容量32MB)
CPUクーラー サイズ 虎徹 MarkII
グラフィックス GeForce RTX 3060 Ti(グラフィックスメモリー8GB)
PCケース Thermaltake Versa H17
マザーボード ASRock B550M Pro4(AMD B550チップセット)
メモリー Crucial製DDR4-3200 16GB(8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB M.2 SSD(Western Digital WD Blue SN550、NVMe)
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB接続)
通信規格 1000BASE-T、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.0対応
電源ユニット 定格出力750W、80PLUS Gold認証
OS Windows 10 Home(64bit)

12時までの入金なら当日出荷が可能
従来モデルと同じ品質を実現

12時までの注文&入金で即日出荷されるという短納期モデル

──今日はよろしくお願いします。まずは、パソコンショップSEVENの短納期モデルはどういったものなのか教えてください。

西川 龍氏(以下、西川氏):弊社では以前から短納期モデルを手掛けていまして、平日の営業日ですと、正午の12時までに注文いただいたうえで入金まで終わっていれば、その日に組立と動作確認を終わらせて、出荷するというものです。地域にもよりますが、早いところでは注文した翌日にお客様の手元にパソコンが届くということになります。

──短納期モデルを始めようと思ったいきさつがあれば教えてください。

西川氏:確か2010年頃に、当時は別料金だったのですがBTOの項目に、2営業日以内に出荷することを約束する即納オプションを用意しました。当時のお客様はの10~15%の方にご利用いただいていました。即納オプションを利用されるお客様の声は非常に大きなものでして、それならばと別料金を必要とせず、標準で即納に対応した製品を用意しようとして誕生したのが短納期モデルとなります。

──以前は即納オプションに全体金額の3%や6%といった別料金が必要だったようですが、それでも短納期モデルを選択される人はいたのですか?

西川氏:いらっしゃいましたね。とくに高額なモデルほど、この即納オプションが選ばれやすいという傾向がありました。高い費用を掛けた方ほど、早く使いたいと考えるお客様が多かったようです。

──短納期モデルを選ぶユーザーさんは多いのですか?

西川氏:当時の反響が想定を超えていたため、短納期モデルをあまりアピールしなくなったので、現在では全体の売り上げにおける比率は下がってきていますが、一時は注文の半分程度を占めていた時期もありました。

──短納期モデルというのは、先に組み上げたPCを用意しているというわけではないのでしょうか?

西川氏:弊社ではまず、メモリーやマザーボード、電源ユニットなどのパーツごとのテストを事前に行なっています。そのうえで、短納期モデルの注文をいただいてから、パソコンの組み上げを始めます。そのあと、マシンの実動テストを行なって、問題がなければ出荷という流れになります。

──短納期モデルがほかのモデルの出荷に影響を及ぼすことはないのですか?

西川氏:短納期モデルは専用のラインを用意していますので、それがほかのモデルに影響することはないですね。

──品質管理についてはいかがですか? 結構時間も掛かる内容だと思いますが、どのような対応をなされていますか?

西川氏:現在弊社では、パソコンを出荷するまでに組み立てを4人、テストを2人、梱包を3人の体制で行なっています。とくに、品質管理ではパーツごとの動作確認に始まり、組み上がった状態でのテスト、さらにOSをインストールしてからの動作確認に外観の傷などのチェックと、かなり重きを置いており、時間も要しています。

 短納期モデルでも、そういった品質管理は従来モデルと同様のものを行なっていますので、十分な品質を維持できていると自負しています。ただ、通常納期のモデルでは基本動作から各ポートのテスト、エイジング、ベンチマークの性能・温度記録など時間をかけて動作確認を行なうのですが、、短納期モデルでは動作確認をパーツの事前テストなどでカバーしています。

西川氏によると、短納期モデルでも十分な品質チェックを行なっているという

実際にパソコンを組み立てている様子

短納期モデルもメモリーやストレージの容量はカスタムOK
PCケースも変更可能

──実際に短納期モデルの注文が入ったときのタイムラインがあれば教えてください。

西川氏:短納期モデルは、夜中の間に注文されているのがほとんどです。その場合は午前中の間に組み上げて、午後にテストを行ない、そのあと出荷という流れになります。注文が午前中となった場合は、数時間ずつそのタイムラインがスライドしていく感じですね。

──12時までに入金が行なえなかった場合は、どうなるのでしょうか?

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):その場合は翌日出荷となります。従来モデルでも翌日出荷できる場合もあるのですが、こちらはパーツの在庫状況やBTOの内容により、確約できるものではありません。ですが、短納期モデルであれば必ず翌営業日に出荷いたします。

──カスタマイズを行なうと当日出荷できない場合があるとされていますが、何かその具体例みたいなものはありますか?

中嶋氏:まず、BTOによるカスタマイズの項目が多い場合は、当日出荷が難しくなります。明確に2つ3つとか線引きはできないのですが、短納期モデルでもケースを始めとして豊富なBTOをご用意しています。

 もちろん、お客様のニーズに合わせてBTOを選んでいただければと思うのですが、その点数が増えていくと、どうしても当日出荷は難しくなります。ですが、その場合では最速出荷となることは保証いたします。

西川氏:あとは単純に台数が多い場合ですね。10台や20台を一度に注文いただいた場合は、すべてを当日出荷は難しいです。短納期モデルではないのですが、以前は1度の注文で10台すべてで即納オプションを選択されるお客様はいらっしゃいました。

──内部の構成を1本化するとか、予め基本構成のマシンを組んでおくとかすると、当日出荷も比較的しやすいと思うのですが、そういった取り組みはされないのですか?

西川氏:弊社で取りあつかっているモデルはBTOパソコンなので、やはりその魅力は、お客様が必要に応じて構成を組み替えることができる点だと思います。短納期モデルもBTOに対応していますので、お客様が構成を変更できる点に重きを置きつつも、でき得る限り即納に努めていきたいと考えています。

Ryzen 5 5600XとGeForce RTX 3060 Tiを搭載
CPUクーラーは空冷を採用

──短納期モデルで人気を集めているのはどのようなモデルですか?

西川氏:短納期モデルは企業さんからの注文が多いのですが、そのためか、比較的コンパクトでビデオカードが搭載されていない安価なモデルが人気ですね。あとは、自宅でパソコンを仕事に使用されている方が、壊れたから急ぎでほしいといった注文も多かったですね。

 短納期モデルはそういった製品が多かったのですが、最近ラインナップに手を加えまして、ビデオカードを搭載したモデルもご用意いたしました。ですので、早くゲームを遊びたいと考えるお客様にも満足していただけると思います。

中嶋氏:あとは、企業さんからの注文が多いためか、CPUはインテル搭載モデルのほうが人気ですね。これは、仕事で使用しているパソコンのCPUと同じメーカーという選び方をされているのだと思います。今回、ラインナップの一新でRyzen搭載モデルもご用意いたしました。

短納期モデルは企業からの注文も多いと語る中嶋氏

──これでまオフィス用途向けが主だった短納期モデルが、ここにきてゲーマーの需要にも応えてきたということでしょうか。

西川氏:そうですね。コアなゲーマーさんですと、デイリーミッションやクエストなどをこなしている人が多いと思うんですが、パソコンが壊れた際にそれらができなくなると困るという方もいらっしゃいます。そういった方に、短納期モデルを選んでいただければと、ラインナップに加えました。

──今回紹介していただいた短納期モデルのZEFT R26SOPは、CPUクーラーに空冷モデルを採用していますが、その理由をお聞かせください。

西川氏:短納期モデルを選ばれる理由として多いのが、やはり現在使用しているマシンが故障したためというものです。ですので、お客様によっては故障により慎重となって、簡易水冷よりも空冷を選ばれる傾向が強いです。そういった理由から、空冷クーラーを採用しています。

CPUクーラーには空冷タイプを採用

──ZEFT R26SOPの価格はいくらぐらいですか?

西川氏:21万9780円(9月24日現在)です。短納期モデルは、今回使用しているThermaltakeさんのケース「Versa H17」など、弊社で人気のパーツを使用しています。ですので、このZEFT R26SOPは、多くのお客様のニーズに応えることができるのではないでしょうか。

中嶋氏:ZEFT R26SOPは、ビデオカードにGeForce RTX 3060 Tiを選択しています。さすがに4K解像度では力不足になる場面もありますが、フルHDであれば、FPSやTPSをプレイされるコアなゲーマーさんでも満足のいくパフォーマンスを発揮すると自負しています。さらに、このZEFT R26SOPは、ケースは窓のないスチール製で、派手なLEDの装飾もなく落ち着いた雰囲気で、比較的コンパクトであつかいやすいモデルとなっています。ゲーミングやオフィスなど、幅広い層のお客様に満足していただけると思います。

コンパクトながらも比較的余裕のある内部構成

短納期モデルでもケーブルの取り回しもかなりスッキリしている

ZEFT R26SOPの前面インターフェース。USBは3系統装備

ZEFT R26SOPの背面の様子。Wi-Fi 6に対応した無線LAN用アンテナ端子の姿もみえる

──当日出荷に関する何か印象的な問い合わせはありましたか?

中嶋氏:電話でのお問い合わせでは、やはり納期に関するものが多いですね。とくに、ここ最近は半導体不足などでビデオカードを始めとしてパーツが市場に少ない状態でしたので、お客様もそれをわかったうえで、いつマシンが届くのか不安に感じていたのではないでしょうか。

従来モデルにも「即納オプション」が用意されているものの、現在は選択できない

 弊社では通常モデルでは、2~3営業日、ハイスペックモデルなどでは遅くても5営業日で出荷しているのですが、当然のことながら、この短納期モデルは、パーツは潤沢に確保しており、納期が遅れるということはまずありません。ですので、納期に関しては安心していただければと思います。

ZEFT R26SOPとその内容物

西川氏:お客様の中には、他社さんでパソコンを購入しようとしたら納期が40日後と言われたので弊社での購入を決めたという方がいらっしゃいました。弊社は、短納期モデルに限らず、比較的どのモデルも納期は短めなので、早くパソコンが使いたいというお客様には気に入っていただけているのかなと。

──以前のように、短納期モデル以外の製品も、別料金で当日出荷に対応するという考えはないのですか?

西川氏:もちろん、対応したいところではありますが、大型サイズのモデルなども考えると、弊社のキャパシティーでは短納期モデルが精いっぱいってところですね。今後、弊社の規模が大きくなってくれば、ほかのモデルでも即納オプションを手掛けていきたいと思います。

中嶋氏:この短納期モデルは、すべてのお客様が必要とするサービスではないですが、仕事でパソコンを使用しているといった、今すぐに替えのマシンが必要な方にとっては、かなり重宝するものだと自負しています。即納サービスを手掛けているところもあると思いますが、BTOで構成を変更できながら当日出荷に対応するのは、なかなかほかではみられないのではないでしょうか。

──今後、短納期モデルのラインナップを増やしていくお考えはありますか?

西川氏:もうすぐWindows 11がリリースされますが、短納期モデルにも当然、Windows 11搭載モデルをご用意いたします。このZEFT R26SOPも、マザーボードのUEFIでTPMを有効にするなどWindows 11対応を果たしていますので、安心してOSのアップグレードを行なっていただければと思います。これは余談ですが、弊社のすべてのモデルで、マザーボードのTPMは有効にしていますので、その点に関してはWindows 11へのアップグレードで問題は起きません。

中嶋氏:短納期モデルの弊社におけるウエイトは、それほど大きくありませんので、それで売り上げを倍増させようとかは考えていません。ですが、お客様のニーズは大切にしたいと思いますので、すぐにでもパソコンを必要とするお客様がどのようなスペックを望まれているのを注視しつつ、ラインナップを調整していけたらと考えています。

──ありがとうございました。

 さて、冒頭でパソコンが壊れたと騒いでいたカクッチに、今回の取材でしり得た短納期モデルの概要を伝えたところ、電源ユニットを交換したら動作したとの返事がきた。次、パソコンが故障したときに短納期モデルの購入を検討するよ、とも。再度壊れないのが一番だが、「ある程度のケースやパーツが選べて、当日か遅くとも翌日に出荷してくれるモデルはなかなかないからいいね」とカクッチも満足気だった。

 「早くゲームをプレイしたい」。これはゲーマーなら誰しも持ち合わせている感情だろう。目的のゲームを快適にプレイしようと一念発起してパソコンを購入した際、地域にもよるが短納期モデルなら翌日届いて遊べるという点はかなり魅力的だ。

 もちろん、仕事で使っているパソコンが壊れたという状況であれば、短納期モデルはかなり重宝するのは間違いない。今回の取材では、短納期モデルでも十分な品質チェックが行なわれていることが確認できた点は収穫だ。そのため、いち早くパソコンがほしいと考えている人にとって、同社の短納期モデルは一考の価値ありだ。

(提供:セブンアールジャパン)

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