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「Project PLATEAU」、脱炭素社会や自動運転の実現に向けたユースケースの開発を決定

2021年09月24日 17時00分更新

 国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化事業「Project PLATEAU」は、2021年度の新たなユースケース開発として4つの実証実験を開始した。

 2021年度は特に社会的要請の高い課題や先進技術を取り込んだユースケース開発をテーマとしており、スマートシティーの社会実装に向け実用性の高い実証実験を選定した。

太陽光発電ポテンシャル推計・反射光公害シミュレーション
三菱総合研究所・国際航業株式会社・フォーラムエイト・Pacific Spatial Solutions

自動運転車両の自己位置推定におけるVPS(Visual Positioning System)活用
三菱総合研究所・凸版印刷・国際航業

工事車両の交通シミュレーションVer2
竹中工務店・アクセンチュア

大丸有 Area Management City Index(AMCI)
PwCアドバイザリー・アブストラクトエンジン(パノラマティクス)・一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会

 Project PLATEAUでは2020年度に44件のユースケースの開発を行ない、公式ウェブサイトではPLATEAUのデータをダウンロードすることなくブラウザー上でプレビューできる「PLATEAU VIEW」を公開中。ユースケースもこの中で閲覧可能となっている。2020年度開発ユースケースである全国48都市の洪水浸水想定区域の3D表示モデルも実装されており、津波浸水想定の3D表示モデル、土砂災害警戒区域の2D表示モデルとあわせて表示することができる。

PLATEAU VIEWで災害リスクを表示した様子:2021年8月に浸水被害のあった久留米市

PLATEAU VIEWで災害リスクを表示した様子:久留米市の土砂災害警戒区域

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