週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「Project PLATEAU」、脱炭素社会や自動運転の実現に向けたユースケースの開発を決定

2021年09月24日 17時00分更新

 国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化事業「Project PLATEAU」は、2021年度の新たなユースケース開発として4つの実証実験を開始した。

 2021年度は特に社会的要請の高い課題や先進技術を取り込んだユースケース開発をテーマとしており、スマートシティーの社会実装に向け実用性の高い実証実験を選定した。

太陽光発電ポテンシャル推計・反射光公害シミュレーション
三菱総合研究所・国際航業株式会社・フォーラムエイト・Pacific Spatial Solutions

自動運転車両の自己位置推定におけるVPS(Visual Positioning System)活用
三菱総合研究所・凸版印刷・国際航業

工事車両の交通シミュレーションVer2
竹中工務店・アクセンチュア

大丸有 Area Management City Index(AMCI)
PwCアドバイザリー・アブストラクトエンジン(パノラマティクス)・一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会

 Project PLATEAUでは2020年度に44件のユースケースの開発を行ない、公式ウェブサイトではPLATEAUのデータをダウンロードすることなくブラウザー上でプレビューできる「PLATEAU VIEW」を公開中。ユースケースもこの中で閲覧可能となっている。2020年度開発ユースケースである全国48都市の洪水浸水想定区域の3D表示モデルも実装されており、津波浸水想定の3D表示モデル、土砂災害警戒区域の2D表示モデルとあわせて表示することができる。

PLATEAU VIEWで災害リスクを表示した様子:2021年8月に浸水被害のあった久留米市

PLATEAU VIEWで災害リスクを表示した様子:久留米市の土砂災害警戒区域

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります