前回に引き続き、ソニーのVLOGCAM「ZV-E10」で猫を撮るのだけど、今回はせっかくのVLOGCAMなので動画回としてみた。場所は毎度おなじみの保護猫シェルターQUEUE。
ここ、保護猫シェルターという性格上、里親が決まったら譲渡されていくので訪れるたびに顔ぶれが違ってて、元気な子猫が多いときは古参猫も巻き込まれて昼間からにぎやかだし、逆に午後の静かでまったりしてることもある。この日はとてもまったり。冒頭写真を見るとわかる。なにこのまったりっぷり。さすがにこの状態だと猫瞳AFも聞かないけど、画面をタッチしてのリアルタイムトラッキングAFが極めて優秀なので問題はないのだ。
そっと近づいて後ろでおなかだして転がってる顔にフォーカスを合わせ続けながら一番いいアングルを探してパシャッ。
というわけで、ZV-E10である。基本的にはソニーのAPS-Cサイズセンサー搭載αシリーズなので、普通に写真を撮るのも全然OKだし、むしろ操作が簡単になってるので撮りやすいかも。でもって、動画もきれいに取れるのだ。
あまりにまったりしてるのでわたしものんびりしようと足を投げ出して座ったら、なんとこんなことに。ええ、のっかられちゃって身動き取れなくなったのだ。しかも途中から子猫まで。
結局、40分以上このまま。猫は体温が高いので熱かったー。こうなっちゃうと何もできないので、せっかくだからと4Kで動画を録ることに。 ハチワレのみことちゃんがとことことやってきてわたしの太ももにのっかり、いつのまにか子猫のポプラくんも参戦してきて動けなくて困ったという「太ももでくつろがれて身動き取れなくなった動画」である。
動けないなりにアングルを工夫しつつ1分30秒ほどにまとめたのでぜひどうぞ。Adobe Premiere Rushを使ってつないだだけで、画像や音声の調整もせず、BGMもつけてないシンプルなものですが、座ってるだけでこんなきれいな猫動画録れますよってことで。
レンズはほわっと大きくぼけてるカットが35mm F1.8、太ももに乗ってるときの広角なカットは10-18mm F4を使用。もちろん手持ち。
太ももでくつろがれて身動き取れなくなった回
最後に猫瞳AFで撮ったデジタル一眼っぽいものを。レンズは35mm F1.8。「おまかせオート」でも「背景ボケ」ボタンを押すと自動的に絞り開放になるという便利な機能があるので実に簡単なのだ。
普段から静止画脳というか、まず写真で撮ることを意識しちゃうのでVLOGってなかなか手を出せない(だいたい決定的瞬間は写真として狙っちゃう)のだけど、この簡単さでこのクオリティーで撮れるのならやってみたくなるわ。動画用セカンドカメラとして欲しいくらい。デジタル一眼ならではのハイクオリティーな動画をさっと撮りたい人に良い。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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