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TOURPRO+ TWSほか

JBL新フラグシップ完全ワイヤレスは21年冬投入、JBLの投入予定製品が一堂に会する

2021年09月16日 07時00分更新

FLIP6は500mlペットボトルのように手軽に持ち運べる製品

 ハーマンインターナショナルは9月16日、投入予定の製品を含む、JBLブランドの新製品を一堂に発表した。定番Bluetoothスピーカーの新モデル「FLIP」(2021年冬発売)のほか、ノイズキャンセル対応完全ワイヤレス機の新モデル「TOURPRO+ TWS」(2021年秋発売)といった機種がある。

 まず正式発表されたのはコンパクトでデザイン性が高く、壁や天井への設置も可能な「JBL L52 Classic」、大型ワイヤレススピーカーならではのダイナミックな音と光の演出が楽しめる「JBL PartyBox 110」、ドルビーアトモス対応で2.1ch再生に対応したサウンドバー「CINEMA SB190」など。

L52 ClassicとARCAM Solo Unoを組み合わせたところ

 L52 Classicはキューブを並べたような独特のグリルが特徴。JBLの銘機「L100 Century」をモチーフとした「L100 Classic」をミニマイズしており、モダンクラシックな外観が印象的だ。19mmのチタンドームツィーター(JT020Ti1-4)、133mmのホワイト・ピュアパルプコーンウーファー(JW135PW-4)を搭載。本体サイズは幅197×奥行き216×高さ331mmで、重量は5kg。3色展開する。価格11万円(ペア)で10月中旬の発売。

右のL100 Classic、L82 Classicに対して小型化している

2ウェイ構成でフロントバスレフタイプだ

ライティングが楽しいPartyBox

 PartyBox 110は欧州を中心に人気を集めているシリーズの新機種。160Wの大出力を持ち、IPX4の防滴性能や本体上部のジョグダイヤルでライティングのコントロールができるといった特徴を持つ。マイク入力だけでなく、ギター入力も持ち、PA的な利用もできる。ライトショー機能も強化され、リングライトをウーファー(133mm×2基)外周に加え、ツィーター(57mm×2基)外周にも装備。発光面の拡大によって存在感が増している。ライティングは専用アプリでカスタマイズ可能。本体サイズは幅295×奥行き300×高さ568mmで、重量は約10.8kg。JBLオンラインストア価格は3万9600円で、発売中。

キャリーケースのように運べるPartyBox 310(右)と新モデルのPartyBox 110(左)

上部に大きなライティングと再生ボタンを持つ

 CINEMA SB190はドルビーアトモスに対応しつつ価格を手ごろに抑えたた2.1chのサウンドバー。ワイヤレス接続のサブウーファーが付属する。バー部分には48×90mmのレーストラック形ウーファー2基と、30mmツィーター2基、サブウーファー部分には16㎝口径のユニットを搭載する。出力は最大380W。eARC対応でテレビとケーブル1本でつないで簡単に操作できる。HDMI端子は出力×1、入力×1。Bluetoothや光デジタル入力も備える。本体サイズは幅900×奥行き67×高さ62mm、重量は約1.9㎏。サブウーファーサイズは幅200×奥行き280×高さ409mmで、重量は約5.6㎏。JBLオンラインストア価格は3万3000円、発売は10月15日を予定している。

手前にあるサウンドバーもJBLの注力製品だ

 詳細は未公開だが、参考展示された製品としては上述した「FLIP6」のほか、オンイヤー型のノイズキャンセルヘッドホン「LIVE460NC」、スティック型でノイズキャンセル対応の完全ワイヤレスイヤホン「LIVEPRO+ TWS」、完全ワイヤレスイヤホン「WAVE200 TWS」、ノイズキャンセル対応のオーバーイヤー型ヘッドホン「TOURONE」、ノイズキャンセル対応の完全ワイヤレスイヤホン「TOURPRO+ TWS」、着脱式のブームマイクを備えたワイヤレスヘッドセット「FREE WITH WIRELESS」があった。

WAVE200

LIVEPRO+ TWS

TOURシリーズのヘッドホンとイヤホン、左は既発売のCLUB ONE

TOURPRO+ TWSは質感の高いケースに収められている

ワイヤレス充電にも対応するようだ

FREE WITH WIRELESS

 このうち新フラッグシップのTOURPRO+ TWSを短時間試聴した。新しい振動板素材の導入、ANC・外音取り込み・マイク品質の向上などに取り組んでいるとのこと。中高域が美しく本体の質感も高い仕上がりでなかなか好印象を持った。JBLは約2万円で「CLUBPRO+ TWS」を提供しており人気。外観の雰囲気は近いものの、低域重視のCLUBPROシリーズとは、まったく異なるチューニングにしているそうで多機能完全ワイヤレスの一角を担う製品として期待したい。

プロ用機器でも高いシェアを誇るJBL。写真のEON ONE MK2はイベント用のコラムスピーカーとして参考出品されていた。なお、会場のとなったKONAMIのeSports 銀座 StudioもJBLの音響機材を導入しているとのこと。

 会場ではこれ以外にもJBLの車載向けオーディオなどの展示もなされており、幅広い製品を揃えるJBLブランドの懐の深さを改めて実感できた。

新型のランドクルーザーにもJBLのシステムがメーカーオプションとして用意されている。

ホーンで乗員に的確に音を届ける

使用されているユニット

システム構成

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