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アップル、iPhone 13シリーズにTouch ID、USB-Cを採用しなかった理由【石川 温】

2021年09月17日 10時30分更新

果たしてコロナ禍はいつまで続くのか

 iPad AirなどはFace IDから、本体側面の電源ボタンにTouch IDが搭載されるようになった。今回、発表されたiPad miniもTouch IDが採用されている。

 iPhoneでも本体側面に電源ボタンがあるのだから、そこにTouch IDを埋め込んでもいいような気がする。

 ただ、iPhoneの場合、一気に数千万台を製造することもあり、2020年にコロナが流行ったからといって、2021年発売予定のiPhoneでいきなり仕様を変更するというのは難しいのかもしれない。

 iPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズは一緒に開発されている可能性もあるため、「コロナでマスクが流行っているからTouch IDに急遽、変更する」といっても、すぐに部材を調達するのが困難ということも考えられる。

 アップルとしてもiPhone 13開発時にはコロナ禍はすぐに収まるという判断をしていたかも知れない、一方で、アメリカではコロナが収束し、マスクを外す生活になりつつあるだけに「いまからTouch IDに戻す」という選択も難しいのかもしれない。

 ただ、ほかのAndoridスマホでは画面内に指紋認証センサーが埋め込まれていたりする。ひょっとすると、アップルでも画面内指紋認証センサーは開発していてもおかしくなさそうだ。

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