毎年恒例となった秋のApple発表イベント。昨年は9月にApple WatchとiPad、10月にiPhoneの発表がありましたが、今年は全部まとめてだったので、その分だけ内容も盛りだくさんでした。
個人的にイベントを見終わってまず思ったのは、「iPadもiPhoneも、miniが出て良かった」ということ。新しい「iPad mini」は、今年春のイベントでの発表が期待されつつ、先送りになっていたもの。また「iPhone 13 mini」は、前モデルの販売不振が伝えられていただけに、引き続きラインナップされていて、まずはホッとしました。筆者の周囲にも「iPad mini」を待っていた人は多かったようで、発表直後には「予約した」という報告がSNSのタイムラインに溢れていました。
その「iPad mini(第6世代)」は、同時発表されたお手頃価格の「iPad(第9世代)」ではなく、ちょうど1年前に発売された「iPad Air(第4世代)」を小さくしたような感じ。
8.3インチのディスプレーに、SoCには最新の「A15 Bionic」を搭載。被写体を追随する「センターフレーム」対応かつ、超広角12メガピクセルのフロントカメラのほか、背面カメラにはフラッシュも搭載、5Gにも対応するなど、「iPad Air」よりも進化しているポイントもいくつもあります。「Apple Pencil」も第2世代のものに対応。マグネットでピタッとくっつけたときのサイズ感もぴったりで、手書きメモツールとして強力の組み合わせなのではないかと思います。
つい先日、ドコモとauでの取り扱いが発表された、約7.6インチのフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」と「Sペン」を試したのですが、これがかなり気持ちの良い書き心地で、手書きメモツールとしての大いなる可能性を感じました。「iPad mini」とは価格や携帯性が違いますし、スマートフォンとタブレットというポジションも異なりますが、ディスプレーサイズが近く持ち歩ける手書きメモデバイスとしては、なかなか良いライバルになるかもしれません。
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