意外!? 12歳以下はユーザー登録できません
令和最新版! TikTokを使いたい10代の子の保護者が知るべきこと
2020年、最もDLされたアプリはTikTok
App Annieの調査によれば、TikTokが2020年に最もダウンロードされたアプリだという。2位はFacebook、3位はWhatsApp、4位はInstagram、5位はFacebook Messenger。日本においても1位がLINE、2位はInstagramだが、3位にTikTokがランクインしており、やはり人気は高い。
コロナ禍でも多くの流行を生み出すなど世界的に人気のTikTokだが、未成年のトラブル被害拡大を受けて、保護者向けガイドやペアレンタルコントロール機能を充実させている。以前ご紹介したときから更新され、新しい機能が追加されているのだ。
今回は、10代の子どもにTikTokを使わせるなら保護者が知っておきたいことの2021年最新版を解説したい。
TikTokを子どもに利用させるなら
ペアレンタルコントロール機能活用を
下部の「プロフィール」をタップ後、右上の三本線を選ぶと、「設定とプライバシー」画面となる。そこから「ペアレンタルコントロール」→「続ける」をタップ。そして利用者として「保護者」を選び、「進む」をタップする。
するとアカウントリンク画面となるので、子どもの端末でTikTokを起動し、「設定とプライバシー」→「ペアレンタルコントロール」から「お子様」を選択し、QRコードをスキャンしてアカウントをリンクさせよう。
TikTokは「小学生NG」だとご存じでした?
なお念のために言うと、TikTokは小学生にも人気が高いアプリだが、規約上は「13歳以上」が対象となっている。新規登録する場合は年齢を確認され、12歳未満では登録ができないようになっているので、子どもが年齢を偽って登録しないように見守ってほしい。
最新のペアレンタルコントロール機能では、アカウントを非公開にしたり、子どもの動画にコメントできる人を選んだり、検索機能を無効にしたり、青少年に不適切なコンテンツの表示を制限したり、子どもが「いいね」した動画のリストを見ることができる人を制限できるようになっている。
子どもにダイレクトメッセージを送信できる人も、「誰でも」「友だちのみ(相互フォロワー)」「オフ」から選択できるので、安全性を考えたら「友だちのみ」または「オフ」を選ぶとよいだろう。なお、ダイレクトメッセージが使用できるのは16歳以上だ。
またTikTokは、1日あたりの利用時間を40分、60分、90分、120分のなかから選べる使用制限モードも備えている。おすすめ欄に好みそうな動画が次々と表示されてくる仕組みのため、はまり過ぎてしまうようであれば、約束を取り付けた上で制限するとよさそうだ。
利用し始める前には、TikTokの保護者向けガイドにある「オンラインの安全性について10代の子どもたちと話したい5つのこと」を参考に、子どもと話し合ってから利用させるとよいだろう。子どもが安全に楽しめるよう、ご紹介した機能を利用しながら見守っていただければ幸いだ。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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