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ソニーのVLOGCAM「ZV-E10」を使って4K画質で猫を撮る!

2021年09月14日 12時00分更新

道ばた(この先は分譲住宅街にはいって行き止まりなので猫がくつろぎやすいのだ)でくつろいでた猫を這いつくばって瞳AF。2021年9月 ソニー VLOGCAM ZV-E10

 ソニーからレンズ交換式VLOGCAM「ZV-E10」が発売される。VLOGCAMっていきなり言われても「それなに?」かもしれないけど、Vlog(ビデオブログ)に向いた、最近SNSでよくシェアされている日常的な動画をデジタル一眼ならではの高画質で、しかも簡単に撮れるぞってカメラだ。

 見た目はソニーの「α6400」とかとそっくりで、実際にαシリーズと同じレンズを使えるし、ベースは同じなのだけど、カメラのことを知らなくてもめちゃ簡単に使えるのがポイントなのである。

ZV-E10のレンズキット。カメラの上についてるもふもふはウインドストッパーで動画を撮るときは欠かせない

 VLOGCAMと名づけられようが中身はミラーレス一眼なので、写真も撮れる。ソニーなのでリアルタイム猫瞳AFも使える(ただし、動画時のリアルタイム瞳AFは人物オンリーなので残念)。いつもはカメラの設定をネコ撮影向きにいろいろいぢって撮るのだけど、ZV-E10は「おまかせオート」で撮るのが基本、というか似合う。これもカメラ任せである。

 ではこのコンパクトなZV-E10を持って外に出よう、といってもこのカメラを借りてる間ずっと天気が悪くて地味な写真だけど。 1匹目はこちら。ちょいとやさぐれてるサビネコ。ちょっと遠くからじっとこちらを見ていたので、こっちも這いつくばってじっと見る。

住宅街で出会ったサビネコ。警戒と期待が入り交じった顔で逃げもせずにこっちをじっと見てる。2021年9月 ソニー VLOGCAM ZV-E10

 そしたら急にとことこと近づいてきたのである。こういうときリアルタイム猫瞳AFはありがたい。モニターを見て猫を追いかけていればピントは自動的にあってくれるんだから。

いきなり近づいてきたーーー。2021年9月 ソニー VLOGCAM ZV-E10

 近くまでやってきたのであるが、こういう猫の常、ちょっと離れたところでじっとこちらを見ている。たぶん、ナニか食べ物が欲しいのだ。近所の人が餌をあげたりしてるんだろなと思うけど、よくわからない。

ここまできてストップ。ナニかいいことがあるかチェックしてる顔だ。ナニもいいことはないのだけどね、すまん。2021年9月 ソニー VLOGCAM ZV-E10

 この日はギリギリ雨が降らなくて澄んでいるどよんとした、でも涼しい日で、猫たちもちょっと油断してるもよう。道路に出てきてほえっとくつろいでる猫を発見。微妙な斜面がいい。

住宅街の袋小路入口にちょこんと座ってた猫。ちょっと警戒心。2021年9月 ソニー VLOGCAM ZV-E10

 なかなか凛々しい猫なので背景がきれいに抜けるアングルに移動して這いつくばってみたら、ん? と顔を上げてくれた。それが冒頭写真だ。

冒頭写真撮影の図。瞳AFが効いてるのがわかる

 せっかくのVLOGCAMなので4K動画も撮ってみた。

 おまかせオートの4K動画猫。このクオリティーだと猫のちょっとした動きもキレイだ。

 さすがの高画質。日常のちょっとした動画を4Kで記録する時代なのだよなあ。そういう意味で、日常のスナップも動画も簡単に高画質で撮れるカメラって良いのかもしれない。

 最後にうちの猫「かふか」をどうぞ。大あくびの瞬間をばしっと撮れたので、お見せしたくなったのだ。

おおあくびしたうちのかふか。犬歯が足りないのは、ちょいと歯肉炎になり、数ヵ月前に手術して抜いちゃったから

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筆者紹介─荻窪圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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