セガは9月10日、『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の完成披露記者発表会を実施した。本作は2018年に発売された『JUDGE EYES:死神の遺言』の続編にあたるリーガルサスペンスアクション。
本イベントには、龍が如くスタジオの総合監督 名越稔洋氏をはじめ、主演の木村拓哉さん、玉木 宏さん、山本耕史さん、光石 研さん、中尾 彬さんといった豪華出演キャストが登壇してトークショーを行なった。
最初に前作『JUDGE EYES:死神の遺言』の反響を受けていかがですか、という質問に対して、名越監督は結果が得られるまではドキドキしていたが、海外のユーザーからも非常に面白いという声を頂いた、嬉しい反面、次回作もやりたいので身が引き締まる思いがあったとコメント。
一方でその海外の反響について木村さんは、「海外で好評だったというのはすごく嬉しいです。あと、お仕事の現場、インタビューをしてくださる女性アナウンサーとか、まさかというような方から、実は(ゲームを)クリアーしました、と小いさい声で伝えられたりしました。なぜ、皆さん小声で言われるんでしょうか」とエピソードを披露し、「周りでたくさんの人たちがプレイしてくれていて、いろんなお声を頂きました」と反響の良さを語ってくれた。
主人公の八神隆之について聞かれ名越監督は「前作に引き続く設定ですが、今は探偵をやりながら正義という信念を持ちながら事件を解決し、日がな過ごしています。どちらかというと人情派なキャラクターですし、そんな彼が今回どんな事件に巻き込まれていくかが見どころです」と説明。
次に名越監督は演じられる木村さんについて聞かれ「前作から時間が経っていたので、もう1度八神というキャラクターにになって貰うところからスタートかなぁ~と思ったのですが、収録を始めたら頭から八神だったので、(収録に)スムーズに入れました」とコメント。また、法律に関わる作品は、作る側も大変だが、演じる側も大変なので、今回も頑張って頂いたので凄く嬉しかったですとのこと。
また、収録は今のご時世なので、気分が盛り上がっていても30分に1回はスタジオの換気という作業が必要だったり、プロデューサーや監督と日々の事情を鑑みながら作業したと語った。
次に八神の魅力はと聞かれたところ木村さんは、「ぶれない部分が非常に強みだと思います。彼個人だけの魅力というよりかは、彼を支えてくれる神室町の人々や今回だと横浜というプラスアルファの部分もあるんですけれど、世界観全体の魅力なのかなぁ~と思ってます」とコメント。
名越監督は、玉木さんが演じられる神室町の半グレ集団「RK」のリーダー相馬和樹について「今回初登場のキャラクターなのですが、元極道で極道組織が解散した後にRKという半グレ集団を立ち上げた男です。飄々としている雰囲気もあるんですが、頭も切れる、時としては残酷・残忍なところも姿を現すような、いろんな意味で切れるキャラクターです」と説明。
続けて玉木さんについて聞かれた名越監督は「まごうことなき二枚目方ですし、どちらかというと優しい役が合うのかもしれませんが、僕個人はそういう人にこそ、おっかねー事を言うようなヒリヒリ感を出していって欲しいという願いがあり、それを上手いことくみ取って頂きました」と語った。
その玉木さんは、相馬和樹を演じたことについて聞かれたところ「まさかこのような役を頂けるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったことを覚えています。相馬和樹という人物は、頭が切れる、裏で人を操るようなタイプです。一方、八神は何回転んでも立ち上がる人なので、相馬にとっては天敵だったのかなと思います」と回答した。
山本さんは「まず最初に事務所の者から木村さんと共演、でも木村さんに会えないと聞き、どういう仕事なの?と思ったのですが、僕としては画面を見ての声だけの仕事は、何もわからないので、この年になって勉強させて貰いました」とコメント。
また、皆さんがが演じてみたい探偵や弁護士は?という質問に山本さんは、「僕は100%探偵です。弁護士はセリフが難しすぎですよ」と言うと会場に笑いが起こった。続けて「僕がキャスティングするなら玉木さんには弁護士をやって欲しいですね。で、僕が探偵で先輩方3人が全員犯人ですね」とコメント。
木村さんが中尾さんも犯人なら、証拠として現場にネジネジが落ちていてるんでしょ。と言い再度笑いが起きる楽しいトークが展開された。
発表会の最後に木村さんは「前作に引き続き、新たなキャスト、新たなスタッフも含め、現場全員でこの『LOST JUDGMENT』という作品を作ってきました。ゲームという独特な世界観であると思いますが、普段実写でやっている僕らからすると、こんなにもリアルにできるんだと、ちょっとプレッシャーを与えられるほど、本当にリアルな世界観が広がっています。この状況下の中、皆さんストレスも溜まっていると思いますが、この作品でちょっとはストレスが抜くことがでるのではないかなと思うので、ぜひプレイして、楽しんで欲しいと思います」と語った。
さらに、本作のテーマソング「螺旋」の作詞・作曲・編曲を手掛けたjon-YAKITORYさんと、ボーカル担当のAdoさんからのメッセージも紹介された。
発表会のエンディングで体験版の配信開始、予約開始されたこともアピール。名越監督は、本作がコロナ禍で開発が難航しながらも作りあげたことを明かした。そして、「今は面白いものがたくさんありますけれども、1人で遊ぶ豊かな時間というものを、この作品を通じて提供できるのではなかと考えています」と述べ、発表会を締めくくった。
【ゲーム情報】
タイトル:『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』
ジャンル:リーガルサスペンスアクション
発売・販売:セガ
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One
※ Xbox Series X|S/Xbox Oneはデジタル版の販売のみ
発売日:2021年9月24日予定
価格:
通常版・デジタル版:9119円
デジタルデラックスエディション:1万3519円
プレイ人数:1人
CERO:D(17歳以上対象)
©SEGA
※画面はすべて開発中、PlayStation 5版のものです。
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