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センター配置の60分積算計を搭載

軍用コックピットクロックにインスパイアされたSinnの新作パイロットクロノグラフ「717」

2021年08月26日 18時15分更新

 Sinn(ジン)は8月25日、60分積算計を搭載するパイロットクロノグラフ「717」を発売した。価格は88万円。

Nabo 17 ZM

 717は、1970年代後半にドイツ空軍のトルネード計画のためにジンが設計したコックピットクロック「Nabo 17 ZM」にインスピレーションを受けて製作したコックピットリストウォッチだ。現在も軍の多機能戦闘機トルネードに採用されているNabo 17 ZMは、クロノグラフのストップウォッチ表示がセンターに配置されており、秒と分を示すオレンジ色の針が見やすいという特徴がある。

717

 717は、ジンのクロノグラフムーブメント「SZ01」を採用し、Nabo 17 ZMのスタイルはそのままに、オレンジ色の大きな針で表示するセンター配置の60分積算計を搭載する。ケースは耐傷性の高いブラック・ハード・コーティング仕上げで、外側からスムーズに操作できるインナー・パイロットベゼルを装備。両面無反射コーティングを施したサファイアクリスタルの風防も備え、文字盤はコックピットクロックと同様に暗闇や悪条件下でも優れた視認性を発揮するという。また、サファイアクリスタルの曇りを防止するArドライテクノロジーも採用した。

インナー・パイロットベゼルは、夜光処理を施したキーマークを備える

 ケース径は45mm、バンド幅は24mm。ケース素材はステンレススチール 904L(テギメント加工をベースにしたブラック・ハード・コーティング) 、バンド素材はカウレザー。自動巻き、駆動時間は約46時間で、20気圧の防水性能を備える。

 

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