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グーグルスマホの新低価格モデル「Pixel 5a (5G)」は何が変わったのか?

2021年08月26日 12時00分更新

カメラは機能・性能共にPixel 5とほぼ同じ

 続いてカメラを確認すると、背面のカメラは1220万画素/F値1.7の広角カメラと、1600万画素/F値2.2の2眼構成となっている。これはPixel 5、Pixel 4a(5G)とまったく同じ仕様なのだが、唯一の違いはそれら2機種にあったスペクトル+フリッカーセンサーが省略されていること。室内の明かりに蛍光灯を使っている場合などは撮影時にチラつきが発生する可能性があるかもしれないが、それ以外のシーンで大きな問題は出ないと考えられる。

Pixel 5a(5G)のカメラは広角・超広角の2眼構成。Pixel 5やPixel 4a(5G)と比べると、フラッシュの下にあったスペクトル+フリッカーセンサーがなくなっている

 それゆえカメラの撮影体験はこれら2機種と大きく変わらないといえ、2眼カメラをフル活用して0.6倍から7倍までの幅広い撮影シーンに対応。等倍以上の撮影はデジタルズームとなるが、AI技術を活用して劣化を抑える仕組みが備わっているという点も、Pixel 5などと同様だ。

Pixel 5a(5G)の広角カメラで撮影した写真

同じ場所から広角カメラで撮影した写真

同じ場所から7倍ズームで撮影した写真。AI処理で可能な限り劣化を抑え滑らかさを表現しているのがわかる

ズーム性能確認のためもう1つ、花と蝶を撮影した写真で比較。こちらは等倍で寄って撮影した写真

こちらは7倍のデジタルズームで離れた場所から花と蝶を撮影した写真。さすがに等倍と同じ水準とはいかないが、それなりに頑張っている

 同じくAI技術を活用したPixelシリーズの定番機能「夜景モード」や、背景をぼかした「ポートレート」などの機能もしっかり用意されており、撮影体験に過不足はないと感じる。

「ポートレート」で撮影した写真。メインカメラの場合、1倍と1.3倍の選択が可能だ

「夜景モード」で撮影した写真。従来機種同様暗い場所をかなり明るく撮影でき、肉眼では見えなかった猫の姿も確認できる

 動画関連の機能も共通しており、最大で4K画質での撮影が可能。音は録音できないが映画のようなパン撮影ができる「シネマティック撮影」など、独自の4つの手ぶれ補正機能が利用できる点も同じだ。

Pixel 5に搭載されていた、動画撮影時に利用できる独自の手ぶれ補正機能も利用可能だ

 フロントカメラも800万画素と、やはり他の2機種と共通している。こちらも夜景モードやポートレートの利用が可能であるほか、Pixel 5から追加された、撮影後に顔の光の当て具合を変えることができる「ポートレートライト」の利用も可能だ。

フロントカメラは800万画素。撮影後に顔の光の当て具合を調整できる「ポートレートライト」も利用できる

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