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グーグルスマホの新低価格モデル「Pixel 5a (5G)」は何が変わったのか?

2021年08月26日 12時00分更新

 グーグルが新たに投入した「Pixel 5a (5G)」は、モデル名的には上位モデル「Pixel 5」の低価格版という位置づけながら、機能・性能面に大きな差はなく、オトク度合いの非常に高いモデルとなっている。Pixel 5、そして前機種に当たる「Pixel 4a(5G)」と比較しながら、その実力と違いを検証してみた。

デザインはPixel 5を踏襲
低価格ながら耐水性能が備わる

 まずは外観から確認すると、ディスプレーサイズは6.34型で、サイズは約73.7×154.9×7.6mm、重量は183gと程よいサイズ感。Pixel 5はディスプレーサイズが6.0型で、サイズが約70.4×144.7×8.0mm、重量が151gと軽量・コンパクトなサイズ感が特徴だったことから、そちらと比べるとやや大きさを感じる。

Pixel 5a(5G)の正面。6.34型のディスプレーを搭載し、フロントカメラはパンチホールを採用するなど、比較的スタンダードな内容だ

 一方で、前機種となるPixel 4a(5G)は6.2型ディスプレーを搭載し、サイズは約75.1×154.9×8.2mm、重量は168g。そちらと比べた場合、Pixel 5a(5G)は重量が増しているのと、ディスプレー比率が19.5:9から20:9に変化したため、縦横のサイズ感がやや変化しているといった違いはあるものの、大きな差を感じるほどではないようだ。

Pixel 5(左)、Pixel 4a(5G)(右)との比較。ディスプレーサイズが大きい分Pixel 5より大きく、Pixel 4a(5G)に近いサイズ感であることが分かる

 デザインはやはりPixel 5を踏襲しており、ディスプレーにはフロントカメラ部分をくり抜いたパンチホール構造を採用。パネルは有機ELでディスプレー内蔵型の指紋センサーは搭載しておらず、背面に別途指紋センサーが用意されている点も共通している。

背面から見たところ。スクエアなカメラのデザインや指紋センサーなど、Pixel 5のデザインを踏襲していることが分かる。FeliCaに対応しているが従来通りFeliCaマークはない

 背面のデザインもPixel 5と共通しており、指紋センサーやカメラなどはかなり近しい印象だ。手にすると樹脂素材を用いたPixel 4a(5G)に近い印象も受けるが、金属を採用していることもあって質感は向上している。

こちらもPixel 5(左)、Pixel 4a(5G)(右)と並べて比較。それぞれ素材感は異なるが、見た目から違いを見出すのは難しい

 上部にイヤホン端子を備えるなど、側面から見てもPixel 4a(5G)に近い印象を受けるが、唯一の違いとなるのが電源キー。Pixel 5a(5G)は電源キーが波打ったデザインを採用しており、音量キーとの押し間違えがしにくくなったのはうれしい。

側面上部にはPixel 4a(5G)同様、イヤホン端子が備わっている

右側面から見たところ。電源キーは波打ったデザインに変更されている

 そしてもう1つ、Pixel 4a(5G)との大きな違いとなるのが防水性能だ。Pixel 4a(5G)はFeliCaには対応していたものの、防水・防塵性能を備えていなかった。だがPixel 5a(5G)はFeliCaを引き続き搭載するのに加え、IP67の耐水・防塵性能を備えている。IP68の防水・防塵性能を備えるPixel 5には及ばないとはいえ、低価格モデルながら水濡れに強くなったことは評価できる。

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