長引くコロナ禍で、今ではすっかりプロテレワーカーという方も増えているのではないだろうか。そうした在宅ワークが中心となっている人の課題は、もうすでに共通の認識としてあると思うが、まず運動不足に陥りがちになること。そして、仕事とプライベートな時間の区切りが曖昧になることだ。
また、在宅ワーク中に気分をリフレッシュする方法にも、ある程度共通性が見えてきたようだ。つなぐマーケティングが運営するフリーランス情報メディア「フリーランスガイド」は、週3日以上在宅ワークをしている会社員とフリーランスを対象に、「在宅ワーク中に気分をリフレッシュさせる方法」についてアンケート調査では、リフレッシュ方法の1位が「散歩する」、以下「好きな飲物を飲む」、「ストレッチをする」といった項目が並んでいる。
在宅ワーク中の人気リフレッシュ方法 | |
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1位 | 散歩する |
2位 | 好きな飲み物を飲む |
3位 | ストレッチをする |
4位 | 仮眠をとる |
5位 | おやつを食べる |
6位 | YouTubeを見る |
7位 | 音楽を聞く |
同率8位 | 運動をする |
同率8位 | 家事をする |
同率10位 | シャワーを浴びる |
同率10位 | 外に出る |
参考:フリーランス情報メディア「フリーランスガイド」■在宅ワーク中に気分をリフレッシュさせる方法ランキング【2021年アンケート調査】より
同率10位までのランキングを見てみると、「散歩」、「ストレッチ」「運動をする」などは、運動不足も解消も兼ねてといった人も多い印象だ。ここでは、このストレッチ等、身体を動かす系のリフレシュ方法について少し考えてみたい。
運動やストレッチはきっかけづくりが大事
普段から身体を動かすことを日課としていた人にとっては、運動すること自体が習慣化されているのでごく自然に行えるので問題ないのだが、普段からあまり運動していなかった上に、在宅ワークが主流となって、1日のうちの希少な”歩く機会”であった通勤までしなくなった人にとっては、運動不足は深刻な問題だ。かといって、リフレッシュしようと椅子から立ち上がるところまではしても、そこから”ストレッチをする”までの距離が果てしなく遠い、という人も多いのではないだろか。
みなさんの中にも覚えがある人がいると思うが、テレビや動画で「1日5分でOK! ○○に効くストレッチ」といったものを見るたび、「おっ」と思ってそのときはやってみるが、後日まで続けてやった試しがないのがほとんどだと思う。
実は、こうした人に必要なのが”きっかけづくり”なのだ。なかでもお手軽なのが、”○○を見たらやる”という習慣をつくること。たとえば、ストレッチを継続したいのであれば、ヨガマットなどを購入して、”ヨガマットを見たら広げてストレッチをする”を脳に刷り込むようにすると、自然と習慣化するようになってくる。
きっかけづくりをガジェットに頼るというのはよくある方法だ。たとえば、ジョギングシューズやジョギングウェアを揃えると、走るのは面倒くさいと考えていたとしても、ジョギングウェアに着替えるだけなら、それほど手間には感じない。ウェアに着替えるという段階まで進んでしまえば、あとは「せっかく着たんだから」という意識が働き、玄関先にジョギングシューズが揃えてあれば、足を通して走りだせるようになる。
そのためには、ふだん目につくところにきっかけとなるアイテムやガジェットを置いておくのが効果的だ。前フリが長くなったが、ここからがブリージングデバイス「ston」が在宅ワークでの休息にもってこいだという理由の解説になる。
人が本来もつリラクゼーション行為「深呼吸」を自然に促す「ston」
「ston」は、吸うことによってカートリッジに入ったリキッドを吸気接種できるブリージングデバイスと呼ばれるアイテムで、「ひと休みをアップデートする」というコンセプトに基づいて開発された製品だ。もうひと踏ん張りしたい時のミントフレーバーの「POWER」、気分を落ち着かせたい時のココナッツフレーバーの「CALM」という2種類のカートリッジを、気分に合わせて交換して楽しめる。
「ston」の本来的な機能としては、リキッドに含まれるカフェインやGABAといった成分で眠気覚ましや疲労回復などの効果を期待したものだが、実はもうひとつ役割がある。それは、大きく息を吸って、長く吐く、いわゆる深呼吸を促す効果だ。深呼吸が、本来的に人間の持つリラックス効果や眠気覚ましのような覚醒効果を生むのはみなさんも体験済みだろう。「ston」は、この人間が本来的に持っているリラクゼーション行動を行うためのきっかけとなるガジェットにもなっているのだ。
体操や運動のあとに深呼吸、というのは定番だが、酸素を多く取り入れ肺の中の二酸化炭素を思い切り吐き出すというのは、普段の生活に置いても重要だ。しかし、何でもないときに深呼吸だけを行うのは、実は結構難しい。ストレッチをしたあと、運動をしたあと、人に言われて、など、深呼吸をするにも何かしらきっかけがあったほうが行いやすいのだ。
「ston」の良さは、黒や白などシンプルな色が中心になっているパソコンなどのIT機器と違い、「浅葱」「茜」「月白」「鉄紺」といった4色が用意され、ワーキングデスクの上に何気なく置いておくだけで、仕事に集中しているときには邪魔にならないが、合間のふとした瞬間に目に止まる。「ston」が目に止まったら吸って一息つくという、きっかけづくりができれば、日々の暮らしのなかで、自然と深呼吸するという習慣ができる。
外に散歩やジョギングに出かけたり、ストレッチをするほどの時間はないが、ちょっと息抜きしたい、次のオンラインミーティングまでのちょっとした隙間時間にリフレッシュしたい、そうしたニーズに「ston」は実によく合うガジェットなのだ。
在宅ワークでの上手な休息の取り方に悩んでいる、という方はもうそれほど多くないと思うが、ちょっとした休息タイムにストレッチや運動では続かない、つまみ食いが増えて困るといった方は、ぜひ「ston」を試してみてはいかがだろうか。
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