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サーバーワークス、合弁会社「G-gen」を設立してGoogle Cloud事業へ本格参入

2021年08月17日 18時30分更新

 サーバーワークスと韓国のBespin Global Inc.は8月17日、Google Cloudのクラウドインテグレーション事業を展開する合弁会社「G-gen(ジージェン)」を設立。9月よりGoogle Cloudのプレミア パートナーとしてGoogle Cloud事業に本格参入すると発表した。

 サーバーワークスは、企業のクラウドの導入から運用最適化までを支援しているアマゾン ウェブ サービス(AWS)専業のクラウドインテグレーターとして事業を拡大。昨今自社の基幹システムやウェブサービスをクラウドへ移行する企業が急増するなかで企業はシステムの運用最適化のため、クラウドサービスを適材適所に活用するようになっている。今後は顧客が求めるクラウドパートナーには、AWSに限定しないマルチクラウド対応が望まれてきており、特にSaaS/PaaSレイヤーにおいてはGoogle Cloudサービスを活用するケースが増えているという。

 サーバーワークスでは同社の強みである企業のエンタープライズシステムをターゲットに事業を展開。システム構築およびそれに伴うデータ分析案件が増加してくることを想定し、それらの需要に対してGoogle Kubernetes Engine(GKE)やBigQueryといった技術の活用を促進。また、製造・流通・金融・医療・小売など多くのエンタープライズ企業においてGoogle CloudやGoogle Workspaceの活用を提案。さらに、エンタープライズにとどまらず、ゲーム・メディア関連などのコンシューマーコンテンツの運営企業に対してもGoogle Cloudリセールサービスを提供する。

 サービスラインアップとしては、Google Cloudの請求代行サービスを5%オフで提供するほか、AWS・Google Cloudを俯瞰した全体設計や構築ガイドラインなどを提供。GKEやAnthosを活用したPaaSレイヤーの構築を支援、BeyondCorpやGoogle Workspaceを活用した社内システム環境をゼロトラスト化、従業員やコンタクトセンターがスムーズに業務ができるようChromebookの提供。BigQueryとBI機能を兼ね備えたデータ分析プラットフォームLookerの活用サービスを提供する。

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