「1人で会社を始めたときに作ったのが、ノートパソコン向けの冷却台。だが、本当はこの冷却台の上に載るものを作りたいと思っていた。ついに自分たちのブランドで、自分たちのデザインで、自分たちの思うようにコンピュータを作るときがやってきた」
デザイン家電のバルミューダが取り組む、新しいブランド
バルミューダが、新たなブランドとして、「BALMUDA Technologies」をスタートする。
従来から発売しているトースターや扇風機などの家電製品は、「BALMUDA」のブランドを継続する一方で、IT機器やAV機器などの技術集積度の高い製品を「BALMUDA Technologies」として展開。その第1弾として、2021年5月に事業参入を発表した5Gスマホを今年冬に発売する。今後もハードウェア製品だけに留まらず、関連するアプリケーションやサービスも新たなブランドで提供することになる。
バルミューダの寺尾玄社長兼チーフデザイナーは、「これまでは、空調やキッチン、クリーナー、スピーカーなどの生活家電を商品化してきた。この枠から逸脱する新たなチャレンジを遂行するために作った新ブランドが、BALMUDA Technologiesになる」と位置づける。
BALMUDA Technologiesブランドの商品は、技術集積度が高いことがポイントとなる。
「白物家電はBALMUDA、黒物家電がBALMUDA Technologiesというわけ方ではない。技術力が商品価値を決める割合が大きいものがBALMUDA Technologiesとなる。その印象を持ってもらうためにTechnologiesという名称をつけた」とし、技術集積度の高い商品という観点で見て、そのなかにはIT機器やAV機器が入るという考え方がベースになる。
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