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8月17日から一般発売となったので使ってみました

JT渾身の加熱式「プルームX」実機レビュー = パフ回数無制限で満足感は最高だった!!

2021年08月17日 11時00分更新



 JTが加熱型デバイス「プルームX」を発売しました。おじさんの見るところ、ズバリ、IQOS対抗の本気モデルで、完全に世界展開を視野に入れた製品ですが、もちろん日本から発売開始となります。

 7月26日からCLUB JTのオンラインショップで先行発売となり、8月3日からは全国のプルーム Shopで、そして8月17日からは全国のたばこ販売店・コンビニで買えるようになります。

曲線のシェイプと
マテリアル感の高さで
超キモチイイのだ!

 ハードウェアはプルームS 2.0をスリムにしたようなサイズですが、カタチは微妙な曲線が組み合わされていて、はっきりと「とてもカッコいい」です。

 正面パネルは光沢ツルツルで、本体側のアルミボディも曲面のシェイプと、表面処理のマテリアル感が斬新。ほどよい重さもあって、手にしたときにとてもキモチいいんですよね。

 色は「スレートグレイ」と「シルバー」の2色で、その名のとおり、グレーのほうは黒基調でシルバーは明るくなっています。前面パネルはマグネット式で簡単に交換できるようになっていてますが、スレートグレイとシルバーは、ボディもパネルも異なる色になっています。

 デバイスの形状は、イタリア語のリボンを意味する「Nastro」デザインで、表面には見えるボタンはひとつもなく、リボンのように切れ目がないなめらかなアルミボディです。縦長の白いLEDだけが表示部で、その光りかたで状態がわかるようになっています。

 パネルを外すと、LEDと操作ボタン、2つのマグネットが見えます。パネルは取り換えできて、全7色のパーツが発売となります。さらに「バックカバー」は布地5色とレザー2色あって、自分好みの色合わせが楽しいですね。

加熱温度も上がり吸い応えUP
なんとパフ回数無制限で満足感も最高!
これまで2本吸いしていたヒトも1本で済むのだっ!!

 上部にはスライドがあり、そこにスティックを入れて、LED下にある隠しボタンを1秒押せば、ブルっと振動して起動します。

 プルームS 2.0からさらに進化した加熱温度コントロールに加え、空気の流れに注目した新技術「HEATFLOW」で、吸い応えも向上しています。

 実際に各社の加熱式を渡り歩いてきたおじさんとしても、吸ったとたんに「おっ、これは吸い応えUP」と感じました。業界のウワサでは加熱温度もS 2.0の240度から295度に上がっているようです。

 デバイスの特性もS2.0から変更があり、スイッチを入れてから加熱スタンバイまでが30秒から25秒に短くなりました。5秒とはいえ、吸いたいときにすぐ吸えるのはありがたいですね。

 加熱完了までの間、LEDのラインがだんだん上に上がっていき、上まで来ると、こんどは2回ボディが振動して、吸引可能となります。

 プルーム Xのいちばんステキな変更点は、たばこスティック1本あたりの使用可能時間5分のうちなら、なんと、パフ(吸引)回数の制限はありません。

 プルームS 2.0では1本当たりの喫煙時間が4分30秒でパフ回数は14で、時間制限とパフ回数のどちらか早いほうで終了となりますが、今回のプルーム Xでは、5分の間なら何回でもパフパフできます。

 実際に使ってみると、おじさんの場合、プルームS 2.0では回数制限で吸い終わっていたので、5分間吸い放題というのは、これまでの2~3倍の回数が吸える感じです。

 最後のほうになったら、なにも出てこなくなっているんじゃないという疑り深いみなさんはぜひ体験してほしいのですが、かなり無理して頻繁にパフしても、5分の間、ずっと吸ってる感は続きます。「JTグループの総力を結集し開発した」というだけあって、満腹感は最高レベルです。

 なので、これまでプルームS 2.0やIQOSで、連続2本吸いしていたヘビーなみなさんも、無限パフによって、1本で満足できるようになると思います。タバコ代が節約できちゃいますね!

 5分間のカウントダウンはLEDラインが短くなっていき、終了20秒前に振動してLEDが明滅に変わります。そして、最後にもう一度振動して、ヒーターが停止します。LEDをいちいち見なくても振動ですべての動作がわかるのはとても便利ですね。

もちろんお掃除の手間は少ないまま
充電はお手持ちのACアダプターで!
フル充電なら超パフパフでも23本吸えました!

 プルームS 2.0でもそうでしたが、「お掃除」の手間が少ないのもプルーム Xのとても便利なところです。キットにはクリーニングスティックが付属していて、月に一度のお手入れが推奨されいますが、おじさんは使ったことがありません。

 プルーム Xはタバコスティックの周りから加熱するので、内側加熱タイプのように、ヤニが付着することがないからです。あえていうと、タバコスティックの先から「こぼれた」葉っぱの破片が穴の底に残ることくらいですが、いつのまにかスティックについてなくなっていることが多いです。プルームS 2.0には加熱穴の横にお掃除窓がありましたが、プルーム Xではそれもなくなったので、メンテナンスフリーの自信の表れですね。

 ちなみに本体キットにはACアダプターは付属しません。別売で用意されていますが、手持ちのスマホやデジカメ用のタイプC端子の充電器が使えます。

 標準のACアダプターを使った場合、1箱分なら110分、フル充電には140分間かかるそうです。これまでのプルームくんたちに付属していた小型の5V1.5A(7.5W)タイプで、プルーム Xの内蔵バッテリーは2800mAhですから、ゆっくり充電はリチウムイオンにもやさしくていいですね。

 大容量のACアダプターでどうなるのかやってみましたが、本体が制限しているようで、5V1.5Aの充電しかできませんでした。

 ちなみに、スペックとしては110分充電で20本、140分のフル充電で23本吸えることになっています。

 今回、1本あたり5分間の無限パフになったので、パフ数が多い人はひょっとして本が減るのではとテストしてみました。たまにクラクラするので、けっこう大変でしたが、結果はフルパフパフでも23本吸えました。これなら1日安心して持ち歩けますね。

新しい味も加わり
タバコスティクは最初から12種類も
今なら1980円でスタートできるぞ!

 プルーム Xのたばこスティックは、現行のプルームS 2.0用に発売中のものと互換性があり、最新発売中のものはどちらでも使えるそうです。実は、6月16日にリニューアルして、スティックの全長が、ちょっと長くなっていたんですね。実測で55ミリから60ミリになっていました。

 この9銘柄に加え、新しく3銘柄が増え、メビウス系が4種類とキャメル系が8種類で、12種類もあります。プルーム Xは新デバイスながら、発売当初からこれだけの「味」が選べるというのも、これまでにない施策で、JTの本気度がよくわかります。ユーザーとしても、味の選び甲斐があります。

 おじさんは、メンソーラーなので、メビウスのメンソール・コールドとメンソール・フレッシュ、キャメルのメンソール・コールドとメンソール・ブラックミントを吸い比べてみました。

 メビウスのコールドとフレッシュでは、コールドのほうがメンソール感が強くて、フレッシュはミント感がしました。キャメルのほうもコールドはあくまでメンソールで、ブラック・ミントのほうはミントの甘みがあるようです。とはいえ、かなり「微妙な違い」で、長く吸っていると違いがわからなくなるくらいです。ぜひみなさんも吸い比べて、自分にピタリの銘柄を探してみてくださいね。

 レギュラーテイストのほうも、メビウスとキャメルでそれぞれ「リッチ」と「スムース」があります。すいません、きちんと全て吸っていないですが、メビウスのほうがタバコとしての香りが高い感じがしました。

 そしてフレーバーシリーズは、色でわかりやすいパーブル=ベリー、イエロー=シトラス、レッド=アップル、グリーン=マスカットで、こちらもすべてメンソールにフレーバーが入っているので、メンソーラーのみなさんも気分転換にぜひ試していただきたいラインアップですね。

 プルームXのスターターキットは、たばこ店やコンビニに並ぶ8月17日から10月4日まで、1980円で購入できます!(通常は3980円)。リアルたばこからなかなか電子化にすすめなかったみなさんもぜひトライしてみてくださいね!!

 また、渋谷の「X_VISION inspired by Ploom X」では、無料でプルーム Xの体験もできますので、まずはお試ししたい方はぜひ。

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