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ヤツらの季節がやってきた! コンバット×ブラックキャップを同時運用した理由

2021年08月10日 15時00分更新

奴らの季節がやってきた

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 暑い夏、生物の動きが活発化しだしましたね。

 無論、元気になるのは人間だけではございません。私の、いや日本人の、いえ、全人類の敵といっても過言ではないヤツが動き出します。

 そうです! 奥様! 漆黒の悪魔ゴキブリです!

※画像はイメージです

 コロナの影響で自宅の滞在時間が増え、皆様もエンカウントする機会が増したのではないでしょうか。私もそうでした。

case1:小沢家の場合

 我が家は築50年のボロアパート。無論、徹底的に対策をしました。めぼしい隙間という隙間を埋め、飲み残し食べ残しを徹底排除。さらに流しのネットは2日おきに変え、どんな天気でも欠かさず除湿をしておりました。

 しかし、わたくし小沢は失念しておりました。そうです、彼らこそが先住民だったことを……。

 まさにB級ホラー映画あるあるです。脅威はすでに中にいたのです!

 それは、梅雨の蒸し暑い日のことでした。晩酌をしている私の視界の端を、何かが通り抜けました。ふと目を移すといたんですよ奥様。黒光る外殻、長い独特の触覚、Gです。

 思わず二度見をしてしまう私。目が合った、そんな気がしました。たったのは恋愛フラグではなく鳥肌でした。

 「バカな、対策は完璧なはず……」

 思わず、雑魚敵のような間抜けな言葉が出ました。

 なぜ我が家に。ここで私の記憶は引っ越し初日へと戻っています。

 あっバルサンを焚いてなかった……。

死闘その1:まさかの回避

 しかしこの小沢、ゴキとの戦い方は、「こ○亀」と「テ○フォーマ○ズ」で履修済みです。すかさず右手にペットボトルを、左手にティッシュを抱え、武装を整えます。この間わずか2秒!

 続く3秒目で一歩踏み出し、射程距離に姿を捉えます。

※画像はイメージです

 弱視のゴキは前にしか進めないことを把握済みの私には、4秒で決着するたやすい勝負のはずでした……。

 のちにこの体験をOさんは、こう語ります。
「ペットボトルを振り下ろした瞬間、奴は飛んだんですよ、飛翔なんて生易しいものじゃなかった……」

 現場では、野太い絶叫が静寂を切り裂きました。近隣の皆様ごめんなさい。

 地球をなめるなよと自分を鼓舞し、追いかけます。角へ隅へと逃げるやつを着実に追い詰めていきます。ある地点までたどり着きました。

 ニヤリと上がる口角。馬鹿め、その先は対策済みさ。そう、「ブラックキャップ」設置地点Bです。前方にアース製薬のブラックキャップ、後方に私の2面作戦を展開した我々の勝利は必然でした。

 しかしそれを克服するからこそ人類の天敵――ゴキはしなやかに体を捻ると、ブラックキャップを登り、華麗にこれをスルー。瞬時に本棚の後ろへと入っていきました。

 思わず膝から崩れ落ち、世界の不条理を呪いました。

死闘編その2:コンバットとブラックキャップの合わせ技

 だが俺は小沢、あきらめの悪い男……。

 すかさず徒歩2分のスーパーに駆け込みました。買ってきたのがこちら。

 人類の叡智の結晶、対ゴキブリ決戦兵器「コンバット」!!!

近くのスーパーで560円でした。なぜ買わなかったかって? 高いからです

 ――説明しよう!コンバットとはキンチョーが生んだゴキブリ対策グッズだ。4個入り600円前後と、同価格帯で12個入りのブラックキャップに比べてややお高いが、確かな効果でブラックキャップと人気を2分する対ゴキブリ界の雄!

 「戦いは数だよ兄貴」と教わった我が家では、ブラックキャップを24個設置してました。しかし、ブラックキャップは目の前でかわされました。ネットを調べてみると、毒餌2種類設置かホウ酸団子が効果的……と目にした私は、手軽な2種類設置を選択したわけです。

 さてさてこいつを設置していくぅ!

コンバットの裏面には両面テープがあり、壁などにも貼り付けられます!

 おやおや、「ブラックキャップを設置しているのに、同じ撒き餌タイプを設置して意味あるのか」って声が聞こえてきますね。

 皆様ご安心を。ブラックキャップとコンバットはタイプの違う毒餌グッズらしく、ブラックキャップの有効成分は「フィプロニル」、コンバット(4個入)の有効成分は「ヒドラメチルノン」(「スマートタイプ」「玄関・ベランダ用」などはフィプロニル)。誘引成分などにも違いがあります。よって、併用することで相乗効果が期待できるのです!(なぜ初めからそうしなかった…)!

 毒餌も食べてもらわなければ意味がありません。ゴキブリにも好みがあるらしく、毒餌を2種類置くことで、毒餌を確実に食べさせることができるようです。毒餌だけで確実に仕留めたい方には、2種類設置がおすすめです。

2種類の設置は効果あり

 設置から2ヵ月が経ちました。あの設置日以来、嘘のように姿を確認していません。コンバットを設置しながら別個体を発見したときは、共存の道しかないと諦めかけておりました。

 さて調べてみると、ゴキは毒に耐性を得る場合があるらしく、そういった観点から見ても、2種類設置は効果的かと思われます。片方がダメでももう片方の効果が期待できるからです。 なので、コンバットとブラックキャップの合わせ技が強力というわけです。

 ゴキブリ対策グッズの2大巨頭が我が家でタッグを組むさまは、思わず目頭を熱くさせてくれます(え?)。

 しかし、この世にゴキがいる限り私の闘いは続きます。俺たちの闘いはこれからだ的な感じでフィニッシュです。

 では皆様、害虫対策をしっかりして、快適な巣ごもり生活をお送りくださいませ。

※注意
餌タイプのゴキブリグッズは、毒餌をゴキブリに食べさせるため、ゴキブリの集引効果があります。ベッドの周りに置くことはお勧めしません。運が悪いと地獄を見ます。はい。

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