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高級ワイナリーのJCBコレクションがNFC技術を活用したワインラベルを導入

2021年07月28日 16時00分更新

 Avery Dennison CorporationとSUKUは、世界有数の家族経営の高級ワイナリーであるBoisset Collectionとの協業を発表した。

 Avery DennisonとSUKUのソリューションを組み合わせたNFCをワインラベルに取り付けることで、ラベルをスマホでタップするだけで、限定コンテンツ、ストーリー、ビデオ、産地、テイスティングノート、そして醸造家のJean-Charles Boissetからのメッセージなど、ワインに関する詳細情報を得ることができる。

 本ラベルは、カリフォルニア州ヨントヴィルで開催されたJCB Tasting SalonのVIPゲストを対象に発表され、2021年夏の発売に向けて計画を進めている。

 ラベルは、JCB Passionのボトルに取り付けられ、「数十億ドル規模の被害」といわれるワインの偽造に対する強力な対策として活用されるとのこと。

 QRやバーコードとは異なり、NFCタグは、ラベルに読み取りスペースを設ける必要がなく、またスキャンするための照準距離や明度条件も必要としない。現在、ほとんどの最新スマホにはNFC技術が搭載されており、消費者はJCBブランドのラベルにスマホを近づけるだけで、SUKUのデジタル台帳技術を介して、提供されている情報にアクセスすることができるとうたう。

 JCBコレクションの創設者であるJean-Charles Boissetは、「NFCタグは、一般的なラベルでは伝えきれないほどの新しいエネルギーとダイナミックなビジョンをワインに与えてくれます。今回はJCBコレクションにおけるデジタル化への第一歩として、JCBコレクターや愛好家の皆様に限定して紹介していきますが、愛好家たちからのフィードバックを基に、今後より多くのお客様に新たな体験を提供することができるでしょう」と述べている。

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