6Gはテラヘルツの時代へ!
そのメリットとデメリット
周波数の拡張では、現在使われている周波数よりも遥かに高いテラヘルツ(THz)波の活用が想定されています。テラヘルツは、もはや電波ではなく、光と呼ばれる領域。きわめて細く直進性が強いため、広い範囲での送受信には向かず、実用化に向けてはコスト面でのハードルも大きいようです。それを克服するための研究が続けられています。
そして、「社会の挑戦」として周波数を効率よく使う技術や、量子コンピュータの時代に向けたセキュリティー技術の研究に取り組んでいることを解説。また、世界全体での課題となっている「ネットゼロ」の実現と技術革新を両立させる取り組みも紹介されました。
6Gで使われるテラヘルツ通信の実験を披露
オンラインでの中継の後、6Gでの活用が想定されているテラヘルツ通信のデモがメディア向けに公開されました。テラヘルツは、本来は極めて直進性が強い性質を持ちますが、回転式のアンテナを採用することで、360度をエリア化し、移動通信に用いるための研究が進んでいることが紹介されました。
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