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サイコムが掲げる「クラフトマンシップ」に込められた想いとは?

BTO PCメーカーとしての新しい方向性! 今後の新モデル情報まで聞いてきた

2021年07月27日 12時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ASCII
提供: サイコム

対外活動は社会貢献の割合を高めていきたい

 サイコムはゲーミングチームやイベントの支援、独自イベントの企画など、対外活動にも力を入れているが、昨年から少し異なるものも増やしている。それが、社会貢献活動だ。

 その代表ともいえるのが、昨年のコロナ禍を機に始めた寄付。

 売り上げの5%を寄付するモデルとして「G-Master Axilus」シリーズを販売したところ、予想以上の売れ行きとなり、当初の限定数となる各モデル100台はあっという間に完売。急遽追加するもそれも完売となったため、その後も継続販売となったものだ。

掲載されていた寄付を行なうという挨拶。当時は「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」だったが、現在は「支える人を支えよう!赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援 全国キャンペーン」となって継続されている

 人気の理由は色々あるが、注目したいのはその価格。同じスペックの他モデルより、お買い得度の高い価格設定となっていたことだろう。

 5%の寄付と聞くと、価格にそのぶん上乗せしてあるように考えてしまう。しかし実際は、利益率を下げたうえで、さらに寄付もするというものだ。他モデルよりもお買い得に見えるというのも当然だ。
 

AMDモデルとインテルモデルの2つ用意された「G-Master Axilus」。マザーボードやCPU、ビデオカードなどの構成は当時と変わっているが、今もシリーズは継続されている

 最近の活動として行なったのが、ePARAへの協力だ。

 ePARAは、eスポーツを通じて障碍者が自分らしく、やりがいをもって社会参加する支援を行っている団体。ここが主体となり、バリアフリーeスポーツカフェ「Any%CAFE」をオープンするにあたり、ゲーミングPCの提供を行ったのがサイコムだ。

 7月20日にオープンしたばかりということもあり、知名度はまだまだ低いが、気になる人はぜひ寄ってみて欲しい。きっと、サイコムのPCが動いているはずだ。

 もちろん、「C4 LAN」などのゲームイベントへの協賛も継続していく予定。昨年からのコロナウイルス感染症でオフラインイベントが軒並みキャンセルになってしまっているが、状況が落ち着けば、参戦したいとのことだった。
 

2019年11月に開催されたC4 LAN 2019 WINTER参戦時のもの。ゲーム好きによるゲーム好きのためのイベントだけに、再開が待ち遠しい

より尖った製品をより良い環境で生産するための「クラフトマンシップ」
今後の新モデルにも期待

 他社ではなかなか扱えない、デュアル水冷のG-Master Hydro、細かな騒音値まで公開しているSilent-Master NEO、そして1台のPCを長く使おうというコンセプトのPremiumLineなど、手間がかかってしまうものでもプロ意識を持って丁寧に組み立て、サポートを含めたトータルの品質を追求しているのがサイコム。

 「クラフトマンシップ」を掲げたコーポレートアイデンティティの刷新は、この方針を再認識し、さらに強めていくための決意のように感じられた。


 近々登場してくれるだろう新モデルを待ちながら、これからのサイコムの活躍に期待したい。
 

(提供:サイコム)

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