エンタメ&カメラ性能が充実の最新フラッグシップ「Xperia 1 III」は万能ぶりが光る1台
今回レビューするのは、ソニーの「Xperia 1 III」。同社のXperia 1シリーズのおよそ1年ぶりとなる最新フラッグシップモデルです。7月9日より発売され、ドコモ(15万4440円)、au(17万8000円)、ソフトバンク(18万8640円)の3キャリアが取り扱っています。カラーは、「フロストブラック」「フロストパープル」が共通で、ドコモはこの2色に加えて「フロストグレー」をそろえています。
今回はau版Xperia 1 IIIを1週間ほど使ったので、その実力をレポートします。
握れる縦長デザイン
ディスプレイ&サウンド性能が◎
本体は、いまやXperiaシリーズのおなじみとなった縦長なスリムなデザイン。横幅は約71mmに抑えられており、がっちりホールド可能。持つというより“握れる”ので、落としにくいという安心感があります。
本体右側には、自然と親指があたる位置には電源ボタンがあり、その下にGoogleアシスタントを呼び出せるアシスタントキーを搭載します。電源ボタンより下にあるためわずかに押しづらいですが、使用頻度を考えても支障は少ないはず。電源ボタンは、ロック解除用の指紋センサーも兼ねています。
画面は、約6.5型の有機ELシネマワイドディスプレー。4K(3840×1644ドット)相当の解像度を持ち、120Hzのリフレッシュレートも特徴です。画面表示の鮮明さ・キレイさはもちろんですが、Xperiaを使ってあらためて感じたのは、黒帯がないことの快適さ。画面比率が21:9であるため、NetflixやAmazonプライムで映画を見る際に上下の黒帯が出ず、画面いっぱいに映像が表示されます。
本体上下にはステレオスピーカーを均等に配置。Dolby Atoms(設定から有効にできる)に対応し、また前モデルXperia 1 IIから音圧が約40%向上しているとのこと。実際に映画を見ると、音の左右差が一切なく、広がりと臨場感を感じられます。ヘッドホンなしでもじゅうぶん楽しめるでしょう。ディスプレー性能と相まって、動画視聴の没入感・満足感はスマホのなかでも頭一つ抜けている印象です。
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