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幻のパイオニア最上位AVアンプ「SC-LX904」が、GREEN FUNDINGで限定販売

2021年07月21日 19時00分更新

見通しよく充実した低域が迫真の音場を築く

 取材では「UDP-LX800」をプレーヤーとし、Klipshのエントリークラススピーカー(R-620F、R-34C、R-120SW、R-41SA)とソニーの有機ELテレビ「A8G」を組み合わせた5.1.2chシステムでの視聴ができた。IMAXのデモディスクからスペースシャトルの打ち上げシーンを見ると、低域の音離れ感が非常によく、ガタガタと揺れる機内の音が空間に際立っていた。充実した低域に支えられて、ものの位置関係、独特の緊張感などもよく伝わり、迫真の臨場感があった。また、ヘリコプターなどの再現では頭上で回るローター音の位置関係だけでなく、芯の通った実在感がある。ここも低域再現力が大きく影響している部分だろう。

試聴システムは5.1chにイネーブルドスピーカーを追加したもの

 映画でもこのあたりは変わらないが、デモで強調されていたのは、セリフの聞こえを調整できる「Dialog Enhancement」機能だ。派手な効果音が鳴っているシーンでも声がストレスなく聴こえ、ストーリーを追いやすくなるし、センタースピーカーがないファントム再生の場合でもセンター成分だけを抽出して調整できるということなので使い勝手がいい。

セリフの聞こえはDIALOGボタンから簡単に調整できる

 そして音楽再生ではグレゴリー・ポーターのような男性ボーカルの野太い声の情報量の豊富さ、眼前に現れるような定位感に加え、ニール・ヤングのライブ音源における観客と一体になったような方位感など、2ch再生とは思えない音場の広さや明瞭感が感じ取れた。Spotify Connect(無料版の再生も対応)やDeezer Hi-Fi、Amazon Musicといったストリーミングサービス、ChromecastやAirPlay、Work with Alexaといったネットワーク機器(スマホ)連携など、対応する再生ソースも豊富なので、音楽と映画鑑賞が一体化したシステムとしても優れている。

多彩なソースに対応

 なお、Amazon MusicはHDに対応していないが、Play-Fi Critical Listening Modeに対応したAmazon Music HD再生には対応しているそうだ。ドルビーアトモスのバーチャル再生などにも対応している。

背面端子

 GREEN FUNDINGでの募集期間は8月31日まで。販売金額は先着順で変わり、台数も上限があるので、早めの応募がよい。また、7月27日、7月29日、8月3日、8月5日には試聴会も実施されるとのことなので、興味を持った人は予約サイトを確認してほしい。

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