クリエイティブ目的と好相性の基本スペック
32GBメモリーと2TBのPCIe SSDという余裕のある基本スペック、Thunderbolt 3やUHS-IIに対応したSDメモリーカードスロットなど高速インターフェースを装備し、動画編集や写真のRAW現像など、クリエイティブとの相性が良い。
ビデオカードを追加すればより快適に使えるが、本格的なプロユースでなければ、ひとまずこのまま(内蔵GPU)利用しておいて、ビデオカードが本当に必要になってきたり、価格が安くなってから追加するという手もあるだろう。SSDを2基追加できるのも、動画や写真では大容量のデータを扱うだけに心強い。
コンパクトで車移動なら持ち運びも苦にならないことから、スタジオでのテザー撮影用PCなどにも良さそうだ。
余裕のあるスペックはビジネスの生産性向上にも有用
XPG GAIA Mini PCの余裕あるスペックは、ビジネスの生産性向上にも貢献する。ビジネスというと、あまりスペックが必要ないと考えがちだが、近年はビジネスの場面でもちょっとした動画を扱う機会が増えたし、リモートワークの普及でさらに状況は変わった。
リモートワークではZoomなどを利用したビデオ会議によるコミニュケーションが不可欠だが、このビデオ会議の負荷は侮れない。
Zoomを例にすると、バーチャル背景、ビデオフィルター、ノイズキャンセリング、画面共有、最大49人同時表示のギャラリービューなど、利便性を追求して多機能化が進んでいる。
比較的規模が大きい会議やウェビナーのホストになり、録画した映像を後から参加者と共有すべく、カット編集するような状況を想定すると、普通のビジネスPCではCPUパワーもメモリーもストレージも不足してしまう。XPG GAIA Mini PCの余裕のあるスペックは生産性向上の大きな味方になってくれるだろう。
月に2~3度程度の出社なら
そのまま会社に持っていくのもありなのでは?
ビジネスでの活用ということをさらに考えて見ると、XPG GAIA Mini PCのボディーは、ノートPCほどではないものの小型軽量である。丸1日といった長時間の作業で使うことを想定すると、15型のノートPCであっても画面サイズは小さいし、どうしても姿勢も悪くなりがちだ。そこで別途外付けのディスプレーやキーボードを用意している人も多いと聞くが、どうせそこまでするのであれば、PC本体はノート型である必要は特にない。
というわけで、リモートワーク中心で「月に2~3日しか出社しない」という状況ならば、「XPG GAIA Mini PCを会社に持っていく」ことを前提に環境を構築するのも手だ。
自宅とオフィス両方に、ディスプレイやキーボードなど周辺機器一式をそれぞれ用意しておけば、XPG GAIA Mini PC本体のみを持ち運んで使い、常に使い慣れたXPG GAIA Mini PCで作業できる。
容積約5リットルなのもそうだが、本機は電源内蔵でACアダプターは不要。デリケートな突起物などもないので、緩衝材を少し工夫すれば持ち運ぶことは非現実的な運用ではないだろう。
また、こういう使い方をするならば、ディスプレーはType-C(DisplayPort Alt Mode)対応で、USBドック(ハブ)機能付きが便利だろう。ディスプレー側のUSBハブにキーボード、マウス、ウェブカメラといった周辺機器を接続しておけば、XPG GAIA Mini PCとは、画面出力も含めてType-Cケーブル1本の接続で済むはずだ。
小型高性能PCがビジネスの生産性向上、趣味の充実につながる
今回取り上げたCore i7モデルは、現在特別キャンペーンが行われており、12万8000円とお買い得な価格で購入できる。
32GBメモリ、2TBのPCI Express SSD、Thunderbolt 3、UHS-II対応SDメモリーカードスロットといった内容を考えれば、コストパフォーマンスは抜群だ。
余裕のあるスペックは、ビジネスの生産性向上に、オンライン学習の能率改善に、そして写真や動画編集を快適にと、さまざまな用途で効果をもたらしてくれるはずだ。
今使っているPCの性能に不満がある、省スペースでパワフルなPCを探しているというなら、検討してみる価値は大いにあるだろう。
(提供:エイデータテクノロジージャパン)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう