第4回

【連載】話題の地中海･アラビア料理。どれを買えばいいの？　初めての方におすすめの商品をご紹介！

2021年07月20日 17時00分更新

　皆さま、こんにちは。横浜髙島屋の店長をしております青木和宏です。

　大きく広がった食料品フロア「フーディーズポート」も、グランドオープンから4ヵ月が経ち、当初はなかなかお買い求めいただけなかった人気商品も、一部は増産が整いつつあります。ベーカリースクエアでは、連日完売が続いていた「ジュウニブンベーカリー」の風船パン、夕方前には売り切れていた「ボンヴィボン」の生クリームあんぱんも、現在はほぼ閉店時刻まで販売しておりますので、ぜひお立ち寄りください。

　前回の記事はこちら。

■【連載】行列が続く「エシレ」。並ばずに買える時間帯や商品は？直近の状況とご購入方法を公開！

※過去の連載記事はこちら：LOVE YOKOHAMA！　ヨコタカ店長が語る横浜の楽しみ方

　さて、今回もご質問の多い、気になるブランドを取り上げたいと思います。今回取り上げるのは、地中海･アラビア料理の「CARVAAN Delicatessen(カールヴァーン･デリカテッセン)」です。

　異国情緒漂う店装と、これまで食したことのない料理の数々。ケースの中を覗き込んで迷っていらっしゃる方もたくさんお見かけします。「ゾロアスターカレー」に「エルサレム･サーモン･バーガー」、まるで地理や世界史の教科書で見たような地名が並びます。「ヴィーガン」に「ハラール」、「ヴェジタリアン」、からだにはポジティブな印象はあります。「アラビア料理って食べたことないけど、おいしいの？」「興味はあるんだけど、どれから入るのがおすすめ？」などのご質問をよく頂戴します。

　即答します。本当においしいんです。実を言うと、私も最初は期待と不安が入り混じっていました。オープン前の試食会で受けた感激は忘れられません。「アラビア料理ってこんなにおいしいんだ！」今はすっかりやみつきになっています。私のように、初めて食べられた方がその後リピーターになるケースも続出しています。

ケースには色とりどりのアラビア惣菜が並びます。

　「カールヴァーン」の本店は埼玉県飯能市にあります。渓谷の断崖に佇む絶景レストランとしても知られています。地中海･アラビア料理は、世界の食文化の起源ともいわれ、美容･健康という観点からも最旬トレンドフードとしても注目されています。世界から直輸入する香辛料やドライフルーツ、ナッツ、天然塩、花蜜糖など厳選した素材を使い、アラビア諸国の伝統料理に「カールヴァーン」ならではのアレンジを加えた色鮮やかでスパイスが香る料理、砂糖を使わないデザートやヴィーガン･ジェラート、自社醸造所で造るクラフトビールも提供しています。私ども「フーディーズポート2」がテイクアウト型店舗としては1号店になりますが、イートインスペースも併設していますので、ランチタイムやお勤め帰りにご利用いただいている方の姿も目立ちます。

　では、ここからは、おすすめの商品をご紹介してまいりましょう。

　まずは代表選手と言っていいでしょう、「フムス」と「ファラフェル」。「フムス」はアラビア料理に欠かせないひよこ豆のペーストで、中近東や地中海沿いで食されている伝統的な家庭料理、「ファラフェル」は香草とひよこ豆で作るレバノンの素揚げ料理です。「フムス」はやわらかくて食べやすく、「ファラフェル」はコロッケに近い感覚で楽しめます。