京セラと国立大学法人長崎大学は7月14日、安定した海洋データの収集を目的とした「エナジーハーベスト型スマートブイ」を開発したと発表した。
長崎大学の潮流発電技術と京セラのIoT関連技術を融合し、海洋データ収集に必要な電力をブイに搭載した潮流発電システムで賄うシステムで、試作機による実海域試験に成功したという。ブイには京セラ製「GPSマルチユニット」を搭載し、発電された電力がセンサーやGPSユニットに電力を供給する。
潮流発電にはブイと発電部が分離したシステムと直結したシステムの2つを試作。5分おきのセンシングとデータ送信を行なう。同社では今後、センサーの追加、性能改善、商用利用を念頭に置いた機能追加や小型軽量化に取り組むとしている。
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