「GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.」。缶のデザインには参戦マシンのボンネットに描かれているイラストが採用されている
製品名：「GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.」
メーカー：GO＆FUN Japan
発売日：7月13日発売
価格：300円（税込）
公式サイト」https://goandfun.jp/gofun-rmiku2021
エナドリとレーシングミクのコラボ缶登場！
レーシングミク 2021 Ver.が描かれたGOODSMILE RACINGの参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」。ベース車両はMercedes-AMG GT3。今年もSUPER GT GT300クラスに参戦中！ ※写真：加藤智充
現在、コンビニの数限りある飲料水棚の、さらに数少ないエナドリコーナーはかつて大激戦区だったが、王者レッドブル、王座を虎視眈々と狙うモンスターエナジーの二巨頭で趨勢は決してしまった。あとは日本産や海外勢が入れ替わり立ち替わり3位以降として入っている。この構図、何かにソックリではなかろうか。そう、アスキー読者ならすぐにわかる、Windows vs Mac、Android vs iOSじゃないか！ 第三のOSとして様々なメーカーが三国鼎立をかけて戦ったが、マイクロソフト、Google、Appleの前に散っていった……。エナドリもPC、スマホも、世界が二分されてしまったのだ。
だが、挑戦者がいなくなったワケではない。新しい勢力が台頭してくるのは世の常だ。エナドリでいうと、最近勢いがあるのは「ZONe」（サントリーフーズ）である。レッドブル、モンスターエナジーに続き、比較的多くのコンビニで見かけるようになった。二巨頭はスポーツやエクストリーム、音楽フェスといったアウトドア系への訴求が中心だが、ZONeはeSportsをはじめ、アニメや漫画、デジタル音楽といった「eカルチャー」向けを謳っているのも支持を集めた要因だろう。
3つ目の席はZONeで決まり……と思いきや、いやいや俺たちを忘れちゃ困るぜ！ と名乗りを挙げたエナドリが今回紹介する「GO＆FUN」だ。2012年にイタリア・サンマリノ共和国で誕生したこのエナドリは「グリーンエナジードリンク」を掲げているように、天然素材のエナジー成分を使っていることが、オーソドックスなエナドリと一線を画す。人口6000万人と日本の約半分のイタリアで1000万本も売っているというのだから、決してマイナーなエナドリではないのだ。
成分表を見ると、ガラナ、マテ茶、緑茶、高麗人参、ロディオラとの名前が並ぶ。4つ目まではわかるがロディオラとは聞き慣れない名前が……。軽く調べて見ると、ロディオラは別名イワベンケイソウという黄緑色の実を付ける植物であり、ハーブとして使うと気分を向上させたりする効果があるとか。原材料にはイワベンケイソウ抽出物とある。ところで、マテ茶というとアントンマテ茶を思い出すのはオッサンだからだろうか……。
普通のエナドリではなかなか見ない成分が並ぶ
そんなナチュラル系エナドリのGO＆FUN。普段ならグルメ担当のモーダル小嶋くんが原稿を執筆して、筆者はコメントを寄せるだけなのだが、今回ばかりは俺に書かせろとばかりに筆を取らせてもらった。エナドリ番長の異名を取る筆者だが、2013～2018年までSUPER GTに参戦しているGOODSMILE RACINGの広報も兼任していた。今回紹介するのはただのGO＆FUNではなく「GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.」。そう、GOODSMILE RACINGの象徴でもあるレーシングミクとコラボレーションしたモデルだからなのだ。俺が書かずに誰が書く!?
コラボの話を聞き付けて、現在のGOODSMILE RACING広報に「ミクさんのエナドリ飲みたいな～、飲みたいな～」とネチっこくLINEしていたら、なんとGO＆FUN Japanさんよりサンプルを届けてもらった。ありがとうございます！ なお、日本での発売はGO＆FUN Japanだが、本国イタリアではErba Vitaというメーカーが製造＆販売をしている。
30本入りのパッケージはこのようになっている。ファンなら箱買いしたい
前置きが長くなったが、GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.をレビューしたい。グルメ担当のモーダル小嶋くんからは写真とコメントをもらったのでそちらも紹介する。
味は唯一無二でインパクト大！
いわゆるエナドリ味に飽きた人に
緑茶をはじめとするナチュラル系素材を使用していることもあり、パッケージもグリーンに統一されているので、中身もグリーンなのかと思いきや、色はエナドリではオーソドックスなゴールドだが、やや薄めの色。しかも香りは柑橘系です。お茶っぽいのかと思っていただけに、軽い先制攻撃を受けてしまった。
GO&FUNもミクさんもグリーンを基調としているので、違和感のないコラボモデルだ
いわばシャンパンゴールドという色。レッドブルやモンスターエナジーはもうちょっと色が濃い
飲んでみると、フルーツ（強いて言うなら青リンゴ？）の酸味が先に広がるが後味はカテキンのような渋み。マテ茶と緑茶成分がかなり強そうだ。エナドリというと、飲み終わったあと口の中に漂う甘味料の粘っこさをイメージするかもしれないが、スッキリとした後味なのでエナドリっぽいのが苦手な人も飲みやすく、お酒で割ってもいいかもしれない。炭酸も強くなく、微炭酸なのが飲みやすさの要因でもある。
スッキリとした飲み味で頭もスッキリ！
カフェインの含有量は1缶で80mg。カロリーは115kcal（1缶あたり）。内容量が250mlなので、これはレッドブルとほぼ同等。価格は300円と、通常版が260円ということを考えるとやや割高に思えるかもしれないが、パッケージに森倉 円先生が描くレーシングミク 2021 Ver.が大きく描かれているのだから納得の金額だといえる。ロディオラもレーシングミクさんも、気分を高揚させる効果があるだけに、飲んだ後は最高にハイってやつになれるだろう（効果は個人差があります）。
しっかりとカフェインが80mg入っているので、適量を守って飲みましょう
飲みやすいうえに、天然素材だからとゴクゴク飲んでしまうかもしれないが、そこはエナドリなので適量を守って飲んでほしい。エナドリに限ったことではないが、飲み過ぎは健康を害す可能性もある。なお、筆者は昨年の健康診断でエナドリはドクターストップがかかったのでこの1年はほぼ飲んでなかったのだが、今年の健康診断で良い結果が出たため、エナドリ生活に復帰。このGO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.をいきなり連続で2本飲もうとしたが、家族に止められてしまった……。
発売は7月13日と間もなく。ぶっちゃけ、なかなかコンビニでGO＆FUNを見かけないので、ファンのみんなが問い合わせをすれば、コンビニとしても無視できない存在としてエナドリ棚の一角に置かれるかもしれない。最寄りのコンビニにはすでにあるよって人も、しれっと「GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.ってどこにあります？」って聞いてから買おう。
モーダル小嶋曰く……
ここではグルメ担当かつ、これまで様々なエナドリを筆者とともにレビューしてきた猛者、モーダル小嶋くんに感想を聞いてみた。
小嶋「イタリア生まれというだけあって、普通のエナドリとは一線を画したさわやかな味わい。まあ、何味なんだと言われると難しいのですが、ちょっと柑橘の雰囲気もあって、比較的飲みやすいかと。甘味料を使用していないようで、ベタベタしていない後味も印象がよいです」
いつもの「レッドブルっぽい」というコメントが出てこないところを見ると、彼の中でかなりインパクトがあったようだ。また「そういえば、GO＆FUNってアスキーで取り上げるの初めてですね」と言われたのだが、そういえばそうだった。2012年からあるエナドリなのに今までなぜスルーしていたのか……。
みなさんもぜひ、レーシングミクコラボ缶「GO＆FUN レーシングミク 2021 Ver.」を手に取ってもらいたい。そしてこの機会にチームの個人スポンサーになってみることをオススメする。
初音ミク GTプロジェクト SUPER GT 参戦100戦記念展 開催
2008年から始まったSUPER GTへの参戦、「初音ミク GTプロジェクト」も今年でついに参戦100戦目を迎える。その記念イベントがアキバで開催されるので、レースファンもミクファンも、そしてエナドリファン（？）も足を運んでみよう。もちろん感染対策はマストだ。個人スポンサーの方は個人スポンサーカードを忘れずに。
写真：加藤智充
- 日程：2021年7月15日(木) ～ 2021年8月15日(日)
- 時間：平日 OPEN 15:00/CLOSE 19:00、土日祝 OPEN 11:00/CLOSE 19:00
- 場所：アキバCOギャラリー 東京都千代田区外神田3-16-12 アキバCOビル1F
- 開催内容：初音ミク GTプロジェクト関連 展示・グッズの販売
- 来場特典：個人スポンサー缶バッジ（個人スポンサーのみ）
- 物販購入特典：7月15日～30日 特典 第1弾（ポストカード2種）
7月31日～8月15日 特典 第2弾（ポストカード2種）
※3000円ごとにランダムで1枚。なくなり次第終了 - イベントサイト：http://www.goodsmileracing.com/100thrace/
（C）森倉円 / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net directed by コヤマシゲト
アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね！
ご意見、要望、ネタ提供などはアスキーグルメ公式Twitterまで
アスキーグルメ (@ascii_gourmet)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
