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金融ビッグデータを活用した広告・マーケティング

電通と三井住友FGが合弁会社を設立、顧客データ活用で広告を配信

2021年07月09日 18時00分更新

電通グループと三井住友フィナンシャルグループが「SMBCデジタルマーケティング」を設立

 電通グループと三井住友フィナンシャルグループは7月8日、金融ビッグデータを活用した広告・マーケティングサービス事業を営む合弁会社「SMBCデジタルマーケティング」を設立した。

 新会社では、三井住友銀行の顧客の属性情報や利用履歴などの情報を活用し、潜在的な興味関心やライフスタイルを推測し、三井住友銀行アプリなどのチャネルで利用者に適すると考えられる広告コンテンツを配信する。

 さらに、電通グループとSMBCグループが持つ知見・ノウハウを融合させることで、新しい広告配信先やサービスの開発等を推進する。

 SMBCデジタルマーケティングが三井住友銀行の顧客情報を利用する際には、厳格な管理のもと、SMBCグループ内の共同利用の目的に限って利用するとしている。また、個人情報が適切に管理されているか、弁護士等外部有識者も交えた定期的なモニタリングを実施する予定。なお、電通グループ各社および広告主である法人へ個人情報は提供しない。

 出資比率は、三井住友フィナンシャルグループが66.0%、電通グループが34.0%。新会社は、三井住友フィナンシャルグループの連結子会社、電通グループの持分法適用会社となる。

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