ゲーム体験に差が生じ始めたため評価の基準が変わった
そこで、気になったことをスクウェア・エニックスに質問してみたところ、以下のような回答を得た。
Q.計測スコアの目安が変わり、“非常に快適”が15000~になるとのことですが、従来の数値とフレームレートは同じと考えてよいでしょうか。
A.はい、スコアに対する評価(“非常に快適”など)の基準を変更しているだけですので、数値とフレームレートの算出方法については従来と同じものとなります。
Q.スコアの目安を変えたことは、最新世代のビデオカードの性能向上により、基準値を高めに設定したということでしょうか。どのビデオカードを標準基準として考えられたのかなど、何かきっかけがあれば教えてください。
A.今回評価の基準を変更した理由は、ベンチマークソフトで得られる評価と、実際にそのスペック・設定で『ファイナルファンタジーXIV』をプレイした際のゲーム体験に差が生じ始めていると考えたためです。これまでに『ファイナルファンタジーXIV』では様々なコンテンツが実装されており、中には24人や72人といった多人数でプレイするものも数多く追加されてきました。これら高負荷であるコンテンツをプレイすることも考慮し、ゲーム体験に沿うよう評価の基準を見直した形となります。
Q.スコア計測UI、ロゴの非表示機能は、ユーザーの声が多かったため実装したのでしょうか。
A.はい、プレイヤーの方からの希望が多かったこともあり、今回「UI非表示モード」を実装しました。画面全体が良く見えるモードとなっていますので、自分の作成したキャラクターをよく見たい、といった方にご活用いただければと考えています。
Q.今回のベンチマークのコダワリポイントがあれば教えてください。
A.今回新たに、カットシーンの特定箇所で自動的にスクリーンショットを撮影する機能を追加しています。
以前より、最後に表示されるリザルトシーンや、作成したキャラクターが映っているシーンなどをスクリーンショットとして保存してSNSなどで公開したいという希望が多かったのですが、スクリーンショットの撮影はスコア計測や結果に影響を及ぼしてしまうため実現できておりませんでした。今回は結果に影響の出ないよう機能を追加出来ることがわかったため、スクリーンショットの自動撮影機能を実装することにしました。
これらベンチマークソフトとしてのアップデートに加え、新たなプレイヤー種族“ヴィエラ族(男性)”や新エリアの追加といった、『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』の新要素を盛り込んだベンチマークソフトに仕上がっています。『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』に向けたプレイ環境の準備や楽しみの一環として、たくさんご利用いただけると嬉しいです。
使ったことがない人もいるかもしれないが、FFXIVのベンチマークは、“キャスティング・キャラクター作成”からキャラクタークリエイトができ、ベンチマーク計測中の主人公の姿を変えて楽しむこともできる。
『暁月のフィナーレ』のベンチマークでは、『暁月のフィナーレ』にて追加されるウサギ耳が特徴のヴィエラ族の男性を先行してキャラクタークリエイトできる。待ち望んでいたファンの方には、嬉しい仕様になっていることだろう。
アスキーでは、新しいCPUやGPU、またはPCが登場すると、必ずといっていい程FFXIVのベンチマーク計測を行なっている。今回ご回答を頂いたように、FFXIVが登場した当初よりもゲームのコンテンツによっては動作が重くなっていたり、最新世代のPCパーツの性能は各段に向上していたりする。最近使用しているPCの調子が悪い、ゲームプレイが重く感じるから買い換えたい、新しいPCを購入しようと考えている、なんて人は『暁月のフィナーレ』のベンチマーク結果を参考にしてみてはどうだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』
ジャンル:MMORPG(オンラインゲーム)
販売:スクウェア・エニックス
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/PC(Windows/Mac/Steam)
発売日:2021年11月23日予定 ※アーリーアクセスは2021年11月19日から
価格:
通常版:4620円
コレクターズエディション:6600円 ※プレイするには別途サービス利用料金が必要。
CERO:審査予定
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