武器攻撃と念力攻撃のコンビネーションが重要
強敵を倒すため仲間の超脳力を借り受けよう
本作の2人の主人公は、念力攻撃と手にした武器のコンビネーションで怪異と戦う。コンボをつなげるほど攻撃力が増していき、大ダメージを与えることが可能だ。
本作で特徴的なシステムが「SAS」(ストラグル・アームズ・システム/Struggle Arms System)。脳と脳を仮想ケーブルで接続することで、一時的に仲間の超能力を借り受けられるのだ。主人公自身の能力は念力だが、一緒に行動する仲間の「発火」、「複製」、「透明化」、「瞬間移動」、「硬質化」などを自分の超脳力として利用できる。仲間のどの能力を借り受けるかによって、戦闘攻略の難易度が大きく変わるわけだ。
もう1つの大事な要素が「絆システム」。仲間と脳でメールをやり取りする「ブレインメッセージ」やアジト内での会話で、キャラクターごとのエピソードが発生する。キャラクターと交流すると「絆値」が上昇し、一定の値を超えると「絆レベル」がアップする。これによりSASの接続能力が高まり、戦闘が有利に進められるようになるのだ。
とにかく爽快な戦闘システム
武器攻撃と念力攻撃のコンビネーションが気持ちいい
本作は戦闘システムがとにかく爽快だ。基本的には武器攻撃で念力ゲージを上げつつ、ここぞというときに念力攻撃で大ダメージを与えるというコンビネーションが主体になるが、格闘ゲームのような爽快感でヤミツキになる。複数の怪異がいるときは場所取りが重要だが、Bボタンを押せばダッシュで素早く移動、回避できるのでストレスはない。
怪異を翻弄する立ち回り自体が気持ちいいので、新しい怪異と遭遇した時にはまず距離をとって、フットワークでかき回しつつ動きをじっくり観察しよう。トリッキーな動きを把握すれば、最低限のダメージでゲームを進められる。
ステージボスはもちろん手強いが、いわゆる死にゲーと異なり、ちょうどいい難易度で、また攻略のためにヒントもちゃんと用意されている。数回チャレンジすれば撃破できるはずだ。もちろん難易度はイージー、ノーマル、ハードの3段階でいつでも調整できるのでご安心あれ。
「Ryzen 5 5600X」&「Radeon RX 6700 XT」環境での快適度は?
最後に「SCARLET NEXUS」がAMDのプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテストに用意したのは、CPUは「Ryzen 5 5600X」(6コア/12スレッド)、GPUは「Radeon RX 6700 XT」だ。
グラフィックはデフォルト設定を用い、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。
今回は6コア/12スレッドCPUのRyzen 5 5600XとミドルレンジのRadeon RX 6700 XTを組み合わせているが、4K解像度でも最小フレームレートは66.7fpsになっており、プレイ中に引っかかりなどは感じない。4Kディスプレーで高解像度の映像を楽しみたいという場合も、問題なくプレイ可能だ。
60Hzより上のハイリフレッシュレートなゲーミングディスプレーで滑らかな映像を楽しみたいという場合は、WQHD以下の解像度を選ぶといいだろう。いずれにしても、今回のハードウェア構成であれば、「SCARLET NEXUS」を十分快適にプレイできるだけのパフォーマンスを備えていると言える。
7月1日から放送のアニメ作品も要チェック
SCARLET NEXUSはメディアミックス作品。ゲームの発売に時期を合わせて7月1日よりアニメ作品が放送、配信されている。よりキャラクター、世界観に迫るためにも、ゲームに合わせてアニメ作品も視聴することを強くオススメする。2人の主人公の人となりに近づけば、キャラクターを操る醍醐味もより強く味わえるはずだ。
SCARLET NEXUS & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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