テストではDDR4-2666に対して確実なアドバンテージ
XPG GAMMIX D20 DDR4とHunter DDR4 U-DIMMの転送速度をテストした。テストツールには、AIDA64 Extremeを利用している。テスト環境は以下のとおり。
今回のテスト環境 | |
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CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
マザーボード | MSI「MAG B550 TOMAHAWK」 |
メモリー | XPG GAMMIX D20 DDR4(PC4-25600 8GB×2) |
SSD | XPG S50 lite 2TB |
ビデオカード | GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G |
PCケース | XPG INVADER |
電源 | XPG CORE Reactor 750W |
GAMMIX D20については、XMPプロファイルをロードしない場合の定格設定(DDR4-2666、CL19)でもテストした。デュアルチャンネルで利用しているため理論帯域は、25.6GB/s(25600MB/s)×2=51.2GB/sとなる。
スペックが同じなので当然ではあるが、どちらのメモリーも同じような結果だ。メモリーリードは約41GB/sで、理論帯域の約80%の実効帯域が出ている。メモリーライトは25.1GB/sで理論帯域の約50%となっている。ちなみに、DDR4-2666(CL19)設定ではリードが約34.9GB/s、ライトが約21.1GB/s、これと比べると確実に高速になっているのが確認できる。
Hunter DDR4 U-DIMM (3200、CL16) |
GAMMIX D20 DDR4 (3200、CL16) |
GAMMIX D20 DDR4 (2666、CL19) |
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メモリーリード(MB/s) | 41163 | 41147 | 34884 |
メモリーライト(MB/s) | 25160 | 25151 | 21143 |
メモリーコピー(MB/s) | 36818 | 36861 | 30882 |
メモリーレイテンシ(ns) | 68.9 | 68.9 | 82.4 |
AIDA64 Extremeのストレステストもそれぞれ10分間実行してみたが、どちらの製品も何の問題もなかった。
ストレステスト実行開始から10分後にヒートスプレッダをサーモグラフィーで撮影してみた。どちらももっとも熱い部分で40度前後。差が見られなかったが、両者ともしっかり放熱できているのは確認できた。
永久保証、日本に拠点がある安心感も加わる2製品
冒頭でも紹介したように、メモリーはシステムに合った適切な規格の製品を適切に使うことが重要だ。今はDDR4-3200が最有力だが、その中のどのメモリーを選ぶかということでは、性能だけでなく品質や保証といった部分も重要になる。
その点で、日本に拠点(エイデータテクノロジージャパン)を持ち、国内のメモリー市場で長年の実績のあるADATAのブランド力は安心感があり、オススメできるポイントの1つと言える。さらに、ADATA/XPGのメモリーモジュールは永久保証。適切な使用範囲内における自然故障については無期限で保証されるのは心強い。
コスパ重視ならXPG Hunter U-DIMM、より高い安心感があり、見た目にも優れるXPG GAMMIX D20 DDR4と選択肢が用意されているのもユーザーにはうれしいところだろう。
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