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外科手術を受ける患者の在宅期間をケアするアプリ「MedBridge(メドブリッジ)」

2021年06月22日 17時00分更新

 MICINは6月21日、外科手術を受ける患者向けの周術期ケアアプリ「MedBridge(メドブリッジ)」の開発を発表。心臓血管外科領域の周術期に対応する「MedBridge heart care」を7月より地域限定で提供を開始する。

 外科手術領域では近年、患者の身体への負担がより少ない低侵襲化が進み在院日数が短縮しているが、患者は早期回復に向けて在宅環境で心身のセルフケアを行なうことが重要になっている。術前からセルフケアを行ない、術後に備えての準備や退院後のより良い生活習慣を身につけることによって日常生活への復帰を早める周術期ケアの大切さに着目してMedBridgeを開発したという。

 MedBridge heart careでは、心臓血管外科手術を受ける患者が手術後に日常生活へ早期復帰することを支援するアプリで、患者側モバイルアプリと医療機関側ウェブシステムにより構成。患者はアプリからの情報提供により、周術期における必要な情報を入院前から自身のペースに合わせて理解でき、在宅環境下でPHR(患者が自らの医療・健康情報を収集し一元的に保存)を記録するといった体調管理を習慣にすることができる。

 また PHRがあることで、退院後の診察時に回復の経過を医師へ伝えやすくなり、自身の状態を家族と共有することもできるため、周囲の方も安心して見守ることが可能になる。医療機関側でもアプリと連携したシステムを通じて患者の在宅時の状態を把握でき、それをもとに診察が可能となるほか、アプリの支援により一連の医療に対する患者の理解をより効率的に促進できるという。

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