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レッツノート「FV1」実機レビュー = 3対2画面に5Gモデムで最強モバイルPCだった!! - 週刊アスキー

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ASCII Power Review

第129回

14型なのに1.1キロでバッテリーも長持ちです

レッツノート「FV1」実機レビュー = 3対2画面に5Gモデムで最強モバイルPCだった!!

 「FV1」シリーズのキーボードは、キーピッチが19mm、キーストロークが2mm。Let‘s noteとしては初めてバックライトを内蔵しているが、深いキーストロークが確保されており、打鍵感は良好だ。強く打鍵するとキーボードが結構たわんでいるが、タッチタイピングしているときには気にならない。「Fn」と「Ctrl」キーが一般的な配置と逆だが、これはBIOSの設定画面で入れ替えられるので無問題。キーボードカスタマイズソフト「KeySwap for XP」などを使ってもいいだろう。

BIOS画面から「Fn」と「Ctrl」キーを入れ替えられる

 本製品で最も気に入ったのが約2.2倍に拡大された「大型ホイールパッド」。実測で直径64mmにサイズアップされており、3本指ジェスチャーや、ピンチイン・アウトが格段に操作しやすくなった。Let’s noteの小さなホイールパッドを敬遠していた方には最大の進化点と言えよう。

 いまのご時世のノートPCで重視されているのがオンラインコミュニケーションのクオリティー。有効画素数最大1920×1080ドットのウェブカメラは室内灯下でも自然な色で、明るく撮影できる。ややノイズは多いが、ビデオ会議用途であれば問題ないはずだ。

 サウンド面も進化している。音響技術「COMFORTALK」が採用されており、「AIノイズ除去」でテレワーク中のノイズを低減し、「ボックス型スピーカー」と音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」によりはっきりした音声を再生可能だ。音質の改善はミュージックビデオなどを再生した場合にも体感できるレベルだ。

 ディスプレーについてはカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、sRGBカバー率99.8%、AdobeRGBカバー率76.8%、DCI-P3カバー率77.8%の色域を確認した。モバイルノートPCとしては平均以上の色域だ。

キーピッチは19mm

キーストロークは2mm

Let‘s noteとしては初めてキーボードバックライトを内蔵。バックライトは4段階で明るさを調整可能だ

従来モデルよりパッド面積を約2.2倍に拡大。3本指ジェスチャーなどの操作性が格段に向上している

強い太陽光下で顔認証カメラが正常に動作しないときに指紋認証センサーが重宝する

ディスプレー上部には、顔認証対応カメラ(有効画素数最大1920×1080ドット)、アレイマイクが内蔵

Windows 10の「カメラ」アプリで撮影してみた。室内灯下だが自然な色で、明るく撮影できる。ただしノイズはやや多めだ

輝度や色域は公表されていないが、発色はニュートラルで癖がない

カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で、sRGBカバー率99.8%の色域を確認した

オンラインコミュニケーションを快適にするために音響技術「COMFORTALK」を採用。「AIノイズ除去」でテレワーク中に入り込む音をAIが判別・除去。また、人の声が大きく聞こえる「ボックス型スピーカー」に、人の声の音域を強調する音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」を組み合わせることで、はっきりした音声を再生する

SSDは爆速で、バッテリー持続も驚異の10時間
Core i7-1185G7は順当な速度で3Dゲームも楽しめる

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回借用したCF-FV1STCQPは、Core i7-1185G7/RAM32GB/SSD256GBというスペックだ。

 まずCPUだが、CINEBENCH R23は5708pts、R20は2232pts、R15は920cbを記録した。「Core i7-1165G7」(4コア8スレッド、最大4.70GHz)を搭載する「LIFEBOOK UH(WU)」が5093pts、1990pts、839cbなので約1.10~1.12倍のパフォーマンスを発揮したわけだ。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は5708pts、「R20」は2232pts、「R15」は920cb

 一方3Dグラフィック性能だが、3DMarkのTime Spyは1818、Fire Strikeは5212、Wild Lifeは13379を記録。LIFEBOOK UH(WU)が1821、5202、13323なので、こちらは誤差範囲のスコア差となった。

「3DMark」のTime Spyは1818、Fire Strikeは5212、Wild Lifeは13379、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC、フルスクリーンモード)のスコアは7669(非常に快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、標準品質、フルスクリーン)のスコアは2477(重い)。

 それにしてもIntel Iris Xe Graphicsは3Dグラフィックス性能が優秀だ。ファイナルファンタジーXIVで7669(非常に快適)というスコアを記録している。グラフィック品質を調整すれば多くの3Dゲームを快適にプレイできる。

 圧巻だったのはストレージ速度。シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6424.38MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2626.08MB/sというスコアを記録。やはりこれからノートPCを選ぶ際にはPCIe Gen4対応SSDにこだわりたいところである。

「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6424.38MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2626.08MB/s

 バッテリー駆動時間は、ディスプレー輝度40%、バッテリー残量5%までという条件で、バッテリーベンチマーク「BBench」で9時間34分28秒動作した。今回、大容量の「バッテリーパック(L)」を搭載しているだけに、安心してモバイルできるスタミナ性能を発揮してくれた。もちろん、軽量性を重視して「バッテリーパック(S)」を選ぶのも十分ありだ。

「CINEBENCH R23」実行中のCPUの最大クロック周波数は4286.8MHz、最高CPU温度は95℃、平均クロック周波数は3351MHz前後、平均CPU温度は72℃前後(室温24.6℃で測定)

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」実行中のキーボード面の最大温度は53.7℃(室温25℃で測定)、底面の最大温度は52.9℃、ACアダプターの最大温度は38.5℃

実用性と耐久性を主眼に開発された「FV1」は
頼りになる「ビジネスツール」なのだ

 「FV1」シリーズ……というかLet‘s noteシリーズは高価だ。そして無骨に見えることも間違いない。しかし、いたずらに数値上のスペックだけを追求したり、無理な薄型化・軽量化をせずに、実用性と耐久性を主眼に開発されている。

 ノートPCとして世界的に見ても独自の価値を実現されている。頼りになる「道具」としてのノートPCを求めているのなら、「FV1」シリーズは候補に入れるべき一台だ。

 
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