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壁に絵画を掛けるようなさりげなさ、IKEAとSonosのコラボで生まれた新「SYMFONISK」

2021年06月15日 23時00分更新

 スウェーデンのIKEAと米国のSonosは日本時間の6月15日に共同でオンライン記者会見を開き、壁掛け型スピーカー「SYMFONISK」を発表した。

 両社は協業を通じてすでにブックシェルフ型スピーカーを発売しているが、新製品は奥行き約6cmと非常に薄く、壁に絵を掛ける感覚で生活空間を阻害せず使える点をアピールしている。一方でサウンドについては、豊かな低域の再現とワイドレンジな再生、そしてツィーター周囲に備えたウェーブガイドを利用して部屋全体に音が広がる点を重視している。カラーはブラックとホワイトの2種類があり、表面にはサイマティクスを研究してインスピレーションを得たとする幾何学的なデザインが施されている。

 現時点では2種類の外観が選択できるが、フロントパネル(サランネット)は交換可能で、将来的には異なるデザインの提供も検討してきたいとした。

 スピーカーは縦向きにも横向きにも設置可能。背面はケーブルが邪魔にならないようにする仕組みを取り入れている。また、一方から他方に対して電源を供給する機能も持っており、2台を組み合わせて使う場合でもケーブルをうまくまとめられるとしている。

 Sonosの首席プロダクトマネージャーであるSara Morris氏は「SonosとIKEAの関係は友人のようなものだ」とする。ピクチャーフレームのような壁掛け筐体を採用したことで、音楽を再生するスピーカーとの関係性が変わるとする。

 Sonosの技術で作られたWi-Fiスピーカーであり、100以上のストリーミングサービスに対応。複数のスピーカーと連携した再生やAirPlay 2などスマホとの連携も重視している。発売は7月15日で、まずは欧州および米国のIKEA販売店で取り扱う。日本国内での販売予定や価格(海外では199ドル)、詳細な仕様に関しては現時点で未公開。

追記:国内販売については2022年を予定しているというアナウンスがありました。

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