サイファーマは6月15日、同社のクラウドベースのAIを活用したサイバーセキュリティープラットフォーム「DeCYFIR」が三菱自動車に採用されたと発表した。
三菱自動車は、運転支援システムや電気自動車、コネクテッドサービスをはじめ高度な技術を保有する日本企業を標的としたサイバー犯罪者の増加に対し、その防御に十分な対策を講じる必要性を感じていた。
今回採用されたDeCYFIRは、外部のサイバー脅威状況を可視化し、起こり得る攻撃に備え、企業の知的財産の侵害を未然に防ぐことに活用されている。機能を活用し、ダークウェブを監視し同社ビジネスに脅威を与える恐れのあるハッカーの活動や会話内容を追跡することで、外部のサイバー脅威情勢を把握することが可能になる。
三菱自動車は、こうした機能を活用し、様々なビジネスユニットに横断的に設立したサイバー脅威収集ならびに分析を目的としたコンピューターセキュリティーインシデント対応チームと連携の上、同社のサイバーセキュリティ態勢を一層強化し、ビジネスのレジリエンスを飛躍的に高めていく予定。
CYFIRMAは、ディープウェブ、ダークウェブ、ハッカーフォーラムやその他クローズドコミュニティーから収集された脅威指標の分析ならびに独自の調査に基づき、確率予測モデルと分析エンジンの活用によりサイバー攻撃を予測する。脅威インテリジェンス情報を提供、サイバー攻撃の兆候が検知された時点で早期警戒情報を三菱自動車と共有するため、三菱自動車は知的財産の侵害をはじめその他の悪意ある活動を阻止するために迅速な措置を講じることができる。
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