ネット対戦の快適さも進化
「ネット対戦」も、格闘ゲームが進化してきた部分の1つだ。まずは、肝心の対戦部分について。『VFes』は現代のネット対戦で主流のロールバック方式こそ採用していないものの、独自の方式で操作の同期を試みているという。実際に多くのプレイヤーと対戦してみたが、自分も相手もラグくて勝敗に影響がでたということは一切なく、快適に対戦できたのには驚いた。
傑作は蘇り、プレイヤーは戻ってきた。運営の今後に期待
ネガティブな部分も今のところ若干はあるが、傑作をネット対戦できるというコンテンツの本質は損なわれていない。そして、フリープレイで配信したことで多くのプレイヤーを獲得することに成功したと感じている。
その証拠に、まだランクが上がっていない10年選手のベテランに遭遇してしまうこともあるが、ガチャプレイのユーザー同士で対決する場面を私は何度も目にしてきた。対戦ゲームにおいて、同程度のスキルのプレイヤーと対戦できることは何にも代えがたい価値だと思う。
もし無為無策で10年前の格闘ゲームのリメイクを配信したなら、これは決して目にできなかった光景なのではないか。本作は、今起こっている熱狂を大事にして、今後もしっかりと運営していただきたい。そうしたら私は今後のDLCだって購入するし、『バーチャファイター6』が発売された暁には、フリープレイではなくフルプライスで購入するだろうから。どうかお願いします!
タイトル概要
タイトル:『Virtua Fighter esports(バーチャファイターeスポーツ)』
ジャンル:3D格闘
販売:セガ
プラットフォーム:PlayStation 4
発売日:発売中(2021年6月1日)
価格:PS plus加入者は無料(~2021年8月2日)、PS Nowでの配信期間は2021年6月1日~終了日未定
・PS Plus・PS Now未加入者向けにゲーム本編とDLCがセットになった『ゲーム本編&DLCパック』を3300円で販売予定
(c)SEGA
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