【連載】キャリア33年目の料飲部のレジェンドは歌って踊れるシニアソムリエ?(最終回)
皆さんこんにちは。6月に入り早くも一年の半分が過ぎようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。すず家では、妻のお腹にいる第2子のため、戌の日のお参りに行きました。
最近は、朝起きると娘がお腹の赤ちゃんに向かって話しかけるんです。おはよう。いい天気だね。昨日は野球勝ったね。おもちゃ貸してあげるね。などなど…。そして、私に向かって「赤ちゃんにおもちゃ貸すからさ、新しいおもちゃ買って~」と。この頃は色々な理由を考えて、いかにおもちゃを買ってもらうかを4歳ながらに試行錯誤しているようです。ちゃっかり第2子のご報告でした(笑)
前回の記事はこちら。
■連載:【新宿/ホテル通】仕事終わりに少しの贅沢「お部屋飲みプラン」
※過去の連載記事はこちら:ホテルマン直伝!ハイアット リージェンシー 東京のツウな過ごし方
さて、以前この連載でドアマン・金城さん(関連LINK:https://lovewalker.jp/elem/000/004/047/4047711/ )をご紹介しました。大変ありがたいことに大好評で、記事を読んで金城さんに会いにいらしてくださった方までいらっしゃいました。ありがとうございます(涙)。うれしいです。
そこで、第2弾としてこの方をご紹介します。凄い方なんです!私の憧れです‼
酒をこよなく愛す、ホテルマン歴33年目のレジェンド、料飲部料飲サービス課長・花園 裕(はなぞの ゆたか)をご紹介します。
まずは、簡単な経歴を。
1989年4月 センチュリーハイアット東京に入社
バー「オードヴィー」に配属。バーテンダーとしてホテルマン人生をスタート
1999年7月 フレンチレストラン「シュノンソー」でソムリエ
<紆余曲折あり>
2010年5月 日本料理「佳香」マネジャー
2018年7月 宴会サービス課 宴会サービス課長
2021年5月 料飲部料飲サービス課長
歌って踊れる新宿生まれ荻窪育ちの西新宿Loverです。
家族構成:妻(年齢非公開)、長女26歳(既婚・住居別)、次女24歳の4人家族
趣味:歌唱。苦手な歌はありません。すべて得意です。
好きな飲み物:サッポロビール、その他お酒もすべて好き
好きなカクテル:White Lady、Around The World、Gin&Tonicなど
好きな店舗:社会人、ホテルマンとしての原点であるBar「Eau de vie」(ハイアット リージェンシー 東京3F)
簡単にご紹介しましたが、花園さんはホテルマンと思えないほど歌が上手いのです。
昔、社内で行われていた歌唱大会では優勝の実績があります。ちなみに私はおニャン子クラブの代表曲「セーラ服を脱がさないで」を一人でセーラー服を着て歌いましたが、惨敗でした。誰にでも消したい過去はありますよね…(笑)。
花園さんがフランス料理店でサービスをしていた当時は、ゲリドンと呼ばれる移動式の小さなテーブルでお客様の目の前でお料理やデザートを仕上げることが多かったそうですが、サービス中に顧客の方から一曲歌ってくれと頼まれることもあったそうです(笑)。
私は披露宴の余興で花園さんが歌っているところを何度か見たことがありますが、正直引きますよ。上手すぎて。なんでホテルマンやってるんだろう。と。一緒にカラオケに行くと花園さんの歌った後は、ものすごく歌いづらいんですよ。皆、感動するんですよ。初めて聞いた人は特に。聞く分にはいいですが、一緒には行きたくないですね(笑)。
そんな花園さんはいろんな話をしてくれました。ソムリエとしてピエール・トロワグロ氏やジャン・ジャック氏などフランス料理界のレジェンドたちとフランスでワインの買いつけに行った時のこと。若かりし頃の寝坊話。どれも、おもしろくて感慨深いお話でした。エピソードが多すぎてとても書ききれないので、続きが気になる方は、ぜひホテルまでお越しください。笑。
抜群のスタイルでくっきり二重の甘いマスク。穏やかで癒しの声。すぐに花園さんを認知できると思います。
長くホテルマンとして人生を歩む花園さんが、数年前にビールを片手にこう語ってくれたことを今でも覚えています。
ホテルマンはどんなに日々探求をしても、尽きない技術や知識があふれていて、興味を持ち続け、成長し続けることができる職種なんだと。お客様に心から喜んでもらえた時、勉強して努力したことが報われる。そしてその喜びを胸に、さらに勉強を続けられる意欲が湧く、ゴールのない探求こそがホテルマンだと。
さて、皆さまに温かく見守っていただき、支えていただきながら、これまでハイアット リージェンシー 東京の魅力をお伝えして参りましたが、この記事をもって私はペンを置くことに致しました。
花園さんの言葉を胸に、私も成長し続けなければなりません。
引き続きハイアット リージェンシー 東京をよろしくお願いいたします。
それでは、皆さま、また会う日までbon voyage!
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