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代表取締役社長兼ディレクターの安田 善巳氏にインタビュー

角川ゲームスが贈る完全新作シミュレーションRPG「Relayer」の魅力とは?

2021年06月18日 11時00分更新

ハイエンドゲームを作ることで開発の幅を広げたい

――ストーリーも見どころの1つだと思いますが、シナリオを執筆するうえで大事にされている点とは?

安田氏:私がユーザーであればこういう要素があったらうれしいと考えるものを自分の中で想像し、シナリオに反映しています。その際、大事にしているのは"テーマ設定"です。本作のテーマ性を開発チームに共有し、ユーザーの心に届くようなクオリティーに仕上げることを意識しています。

もう1つ大事にしていることは、"シングルプレイのRPGならではの達成感"です。ゲームを進めることであるキャラクターの知られざる一面を発見したり、ストーリーの謎を解いたりするなど、ユーザーが得られる達成感をどうシナリオに埋め込むのかも常に考えています。

――コロナ禍で、開発環境はどのように変化しましたか?

安田氏:コロナ禍以前は、顔を突き合わせてコミュニケーションを直接取りながら開発していました。コロナ禍で一部のスタッフにテレワークを導入し、試行錯誤しながら開発を進めてきました。非常に限られた環境の中、従来の開発リードに遅れないようにしなければならない点に苦労しましたね。

コロナ禍の中、開発リードに遅れないよう試行錯誤を重ねながら開発した

――PS5という最新ハードの魅力をお聞かせください。

安田氏:弊社にとって、現世代のハイスペック機で開発できることは誇りに思っていて、実にやりがいのある仕事でした。もちろんPS5の機能の一部を活用する予定ではありますが、メインは、我々のような中堅の開発スタジオでもハイエンドゲームをしっかりと作ること。それが本プロジェクトの目標といっても過言ではありません。

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

安田氏:Relayerは、30名の少数チームで開発しました。前作のGOD WARSから4年が経っているので、一部のユーザーから心配の声を頂くほどでしたが、我々が長い時間をかけてプロジェクトに取り組んできた努力が、実際に多くのユーザーに本作をプレイして頂いた際に実るのではないかとワクワクしています。

加えて、本作はCGだけでなく、シミュレーションRPGの華であるカットシーンの演出にもこだわりましたし、今までのシミュレーションRPGとまったく異なる質感のバトルマップも用意しています。

前作のGOD WARSでは「ゲームシステムは良かったけど、CGも頑張ってほしい」とか「キャラクターの掘り下げをしっかりしてほしい」など、ユーザーからさまざまな課題を頂きました。本作では、ユーザーから頂いた課題を真摯に受け止め、しっかりフィードバックしたいと思います。ゲームの発売まで楽しみに待って頂けますと幸いです。

――ありがとうございました。

ゲーム情報

タイトル:Relayer(リレイヤー)
ジャンル:シミュレーションRPG
販売:角川ゲームス
開発:GODWARS TEAM
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4
発売日:2021年発売予定
価格:未定
CERO:審査予定

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