小田急電鉄は6月14日より、現役の特急ロマンスカー運転士が描いた絵本「ひとりじゃないよ」を小田急グッズショップ 「TRAINS」や全国の書店で発売する。
小さな子どもの心の成長と、それに寄り添うロマンスカーをテーマにした、家族の絆の物語。誕生日を迎えた主人公「おっくん」は、妹「ゆうちゃん」の誕生で両親に構ってもらえず、拗ねてしまう。そんな「おっくん」を見かねたロマンスカー・LSEは、自身の成長ストーリーを振り返る旅に「おっくん」を連れ出し、その旅のなかで「おっくん」は大切なことに気づいていく。
作者の小林理絵さんは、現役の特急ロマンスカー運転士でありながら、絵本専門士の資格を有し、これまで絵本の読み聞かせをはじめ、子どもたちの読書推進活動に携わっている。学生時代、家族旅行で特急ロマンスカーを利用した際に、子どもたちへ手を振る運転士の姿に胸を打たれ、小田急の運転士を志し、2009年小田急電鉄に入社。駅や車掌業務等を経験し、運転士となった後に2015年に念願の特急ロマンスカーの運転士に。2020年5月には「絵本専門士」の資格を取得し、幼稚園等での読み聞かせ通じて子供たちに読書の魅力を発信している。
全ページを通じ、色鉛筆とクーピーペンシルを使用した親しみやすい色彩と優しいタッチで描いていることが特徴。発行元は大学教育出版、A4変形32ページ。価格は1100円。なお、6月12日・13日にはロマンスカーミュージアム限定で先行販売が行なわれる（入館料別・現在入館は事前予約制となっている）。
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