前回に引き続き、一足早くXperia 1 III(試作機)を借りられたので猫を撮りまくるぞシリーズである。今回はいつもの「保護猫シェルターQUEUE」で室内編だ。Xperia 1 IIIは「猫目AF」(正しくは動物瞳AFだけど、ここでは「猫目AF」と呼ぶ)を搭載し、めちゃAFと連写が高速なハイエンドスマートフォン。
その上、望遠カメラが新しくなって、70mmと105mmの切替式になり、実質クアッドカメラなのである。
この連載ではあんましカメラの機能紹介的カットは入れてないんだけど(カメラの性能や機能より猫優先)今回は特別に。こうして並べてみると広角カメラ2つと望遠カメラ2つの組み合わせって感じで面白いのだ。
下の写真は順番に、超広角(16mm相当)、広角(24mm相当)、望遠1(70mm相当)、望遠2(105mm相当)を同じ位置から撮ってみた。
これらを使い分けながら猫と一緒にゴロゴロしながら撮るべし、というわけで寝転がって猫目線。
次は望遠。チャトラがカゴから出てこようとしたのでとっさに望遠で。リアルタイム猫目AFのおかげで急いで撮ってもちゃんと目にピントがくるしAFが速いので間に合うのだ。
さて、ひととおり遊び、遊んでる猫たちを眺めながらあぐらをかいてくつろいでたら、ちょこちょこと子チャトラがやってきて、ちょこんと乗っかったのである。
今回のクライマックスですな。こうなったらやることはふたつ。撫でてやることと、自撮り。
とりあえず全体を撮るかってんで超広角にして左手に持ったXperia 1 IIIを伸ばして自撮りである。といっても、自撮り用インカメラよりアウトカメラの方が画質はいいので、そっちで撮るのである。画面が見えないので、だいたいこの辺かなって勘で合わせてシャッターを切る。こういうとき、Xperia 1 IIIは側面(横向きに持ったときは上面)にシャッターボタンがあるのでいい。ピントも猫目AFさんよろしく、である。
これ、慣れないうちは1枚撮っては再生して確認して「お、もうちょっと左か」「ちょっと上向き過ぎたな」って感じで感覚を修正していく。そうすると、自分から見てレンズがこの角度でこうなってるときはだいたいこのくらいのアングルで撮れるってのがわかってくる。そうなると楽しい。
これなら超広角じゃなくて普通の広角カメラ(これが一番画質がいい)でいけるじゃん、と撮り直したのが冒頭写真だ。猫目AFと手ブレ補正万歳って感じ。と遊んでたら、猫がどんどんくつろいできちゃって、「もしや、寝ちゃったんじゃね?」と腕を伸ばしてそっと撮ってみると……寝てました。
こうなったらもう身動きできないので今回はここで終了です。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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