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オンラインゲームも5Gでつなぐ時代が来たみたいです

速報!! Acerが「ミニLEDディスプレー」でHDR1000のノートPC発表 & 裸眼3DのPCも!!

2021年05月27日 22時45分更新



 Acerは5月27日、世界向け発表会「next@acer」を開催し、今後発売になるパーソナルコンピューターや周辺機器を公開した。

 話題の「ミニLED」をバックライトに使った高コントラスト・ディスプレー搭載ノートに、裸眼3Dディスプレー、Tiger Lake-H搭載のゲーミング&クリエイターノート、世界初の大判Chromebook、ゲーミング用5G通信機器などバラエティ豊かで、5月31日に開幕するバーチャルCOMPUTEX2021でも展示する予定である。

裸眼で画像が飛び出す!
3Dディスプレー搭載ノートも公開

 

 目玉となったのは「SpatialLabs」という最先端のセンサーとディスプレイ技術を使ったコンセプト製品で、裸眼で立体視ができるシステムである。

 アイ・トラッキングと3Dディスプレー、リアルタイム・レンダリングを組み合わせたもの。ステレオカメラでユーザーの頭部の位置と眼球の動きを感知して、立体視用の3D画像を生成する。表示部は4Kパネルに液晶レンチキュラーレンズを組み合わせたもので、左右の目に異なる映像を送る。2Dとステレオ3D表示を切り替えて表示できる。

 Unreal Engineの開発者向けプログラムも実施し、プロトタイプのConcepdDノートブックと開発キットを配布する予定だ。

ゲーミングノート「Predator Triton」と「Helios」シリーズ
「ミニLED」ディスプレーで高コントラスト化
ゲーミングでも5Gモデム内蔵&5G周辺機器も発表

 

 ゲーミングノートは、先にインテルが発表した11世代のCore Hシリーズを採用した新モデルである。

「Predator Triton 500 SE」

 「Predator Triton 500 SE」は16型ゲーミングノートで、19.9ミリの薄型ボディに240Hzディスプレイを搭載し12時間稼働が特徴。最高で8コアのコアi9とGeForce RTX3080、4TBのPCIe Gen4 SSDを搭載できる。ディスプレーは165Hz駆動のWQXGAで、「ミニLED」バックライトを使い1250nitの明るさを実現している。北米では約1750ドルで6月発売予定。

「Predator Herios 500」

 「Predator Herios 500」は17.3インチで4K解像度の「ミニLED」バックライトディスプレーを採用しHDR1000を実現。最高で11世代のコアi9とGeForce RTX3080、64GBのDDR4 3200MHzメモリーを内蔵する。ストレージはRAID0のSSDとHDDを搭載。

 ワイヤレス機能では「Intel Killer DoubleShot Pro 5G」を搭載しており、5G回線でのネット接続も可能という。北米では約2500ドルで8月発売予定。

「Predator Connect D5 5G Dongle」(左)と「Predator Connect X5 5G CPE Router」

 「Predator Connect D5 5G Dongle」はUSB3.1タイプCポートに接続できる5G通信モジュールで5GのWi-Fiスポットとしても利用できる。同時256接続が可能な「Predator Connect X5 5G CPE Router」も発表した。

軽量モバイルPC「TravelMate」
5GモデムはeSIMで内蔵

 

「TravelMate P6」

 「TravelMate P6」は最高で11世代のコアi7「vPro」プロセッサーを搭載する14型ノートでディスプレーは16対10のFHD+、厚みは16.8ミリで重量は1~1.1キロで最高20時間駆動が可能。メモリは32GB DDR4x、ストレージはPCIe Gen3 x4で1TB搭載。

 通信機能としてオプションで5GモデムをeSIMとUSIMで内蔵可能である。P6は北米で約1300ドル、Spin P6は約1400ドルでともに10月発売。

「TravelMate Spin P6」

 「Acer Connect M5 5G Mobile WiFiは重量200グラムの5Gモバイルルーターで最高32接続が可能で有線LANポートも持つ。タイプC端子で充電可能。

クリエイター向けノート「ConceptD 」は
Tiger Lake Hで強化

 

「ConceptD 5 Pro」

 「ConceptD 5」と「ConceptD 5 Pro」は新しいコアi-Hプロセッサーを採用、GPUは5ではRTX 3060を、5 Proではモバイルワークステーション向けのRTX A5000とA3000を搭載する。ともにメインメモリは64GBのDDR4 3200Hz、ストレージは2TBのPCIe Gen4 SSDをRAID0で搭載できる。ディスプレーは新しい16インチの3K(3072×1920ドット)で16対10比率となった。北米では約2000ドルで8月発売。

「ConceptD 7 Ezel Pro」

 「ConceptD 7 Ezel」はi7-11800HにRTX 3080を、「ConceptD 7 Ezel Pro」はXeon W-11955MとRTX A5000/3000GPUを搭載するコンバーチブルノートだ。ディスプレーは15.6インチの4K解像度。北米では約2500ドルで10月発売。

「ConceptD 3 Ezel」

 「ConceptD 3 Ezel」と「ConceptD 3」は14型で、コアi7にNVIDIA T1200GPUを搭載。北米では約1600と1200ドルで11月と9月発売。

世界初の17型Chromebookに
Tiger LakeのEVOも

 

「Acer Chromebook 317」

 「Acer Chromebook 317」は世界初の17.3インチディスプレーを搭載した大型Chromebookである。CPUはインテルのCeleronでバッテリーで10時間稼働する。北米では約380ドルで6月発売。

「Acer Chromebook Spin 713」

 「Acer Chromebook Spin 713」と「Acer Chromebook Enterprise Spin 713」はインテルのEVOプラットフォーム認定を持つChromebookで、11世代のコアi7にThunderbolt 4で外部ディスプレイも利用可能。ディスプレーは13.5インチの2256×1504ドットで重量は1.37キロである。北米では約700ドルで6月発売。

「Acer Chromebook 514」

 「Acer Chromebook 514」と「Acer Chromebook Enterprise 514」は最高で11世代のコアプロセッサーを搭載する14型Chromebookで10時間稼働が可能。指紋認証やバックライトキーボードも搭載。北米では約600ドルで10月発売。

「Acer Chromebook 314」

 「Acer Chromebook 314」はCPUにMediaTek MT8183、14インチFHDディスプレーで15時間稼働できる。北米では約270ドルで7月発売。

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