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GetsuFumaDen: Undying Moonは、「月風魔伝」の持ち味を継承した骨太なローグヴァニア2Dアクションだ!

2021年06月02日 13時00分更新

主武器と副武器を使い分けて攻略!

 主人公の月風魔(27代目)が手にする武器には、大きく主武器と副装備の2種類がある。ステージ中ではそれぞれを2つまでキープした4種類を切り替えながら戦っていく。主武器は主に刀や槍、棍棒といった近距離武器。武器は種類ごとに間合いや攻撃方法が異なり、敵との相性の良し悪しがある。さらに個々の武器ごとに能力も異なるので、ステージで入手したどの武器を持っていくかも、攻略要素のひとつとなっている。

刀や槍、傘や扇などの種類がある主武器。ダメージを受けずに攻撃を当て続けるとステータスが大幅アップする「鬼人化」も用意されている

 一方、副装備は弓矢や鉄砲などの、遠距離武器。遠方から反撃を気にせず攻撃ができ、ダメージを受ける心配が少ないのがありがたい。ただし、一定発数を撃つと回復までのクールタイムが発生するので、使いどころには注意したい。

苦無や大玉(爆弾)といった飛び道具がそろった副装備。遠距離からダメージを与えられる心強い存在だ

骨太ながらもプレイし続けたくなる注目作!

 あくまで現時点での話ではあるが、本作はかなり難しい。初期の難易度「凡人」でかなり歯ごたえがあるし、ローグ的なランダム性で敵にボコられて死ぬと心が折れそうにもなる。しかも、主人公や武器の能力を強化するには何度もステージ探索へと挑んで、拠点まで素材を持ち帰る必要がある。このあたりは、地道な修行じみているかもしれない。

主人公や武器を強化する際、拠点の「月氏の館」まで素材を持ち帰る必要がある

 だからといって難しい一辺倒ではないのがミソ。プレイを繰り返すうちに敵の動きを見切れるようになれば爽快だし、出現武器をアンロック・強化していけばザコ敵を一撃で倒せる強さにまでなる。つまり、プレイヤーと主人公という2つの成長を感じられるのが魅力となっているのだ。

難しいからといって諦めてはいけない! 主人公を強化する、敵の攻撃を見切ることで攻略しやすくなるからだ

 プレイを始めた時点では「攻撃エフェクトでキャラクターが見づらい」といった声もあったが、数日後には変更アップデートがなされるなど、ユーザーの声に応えようという開発者側の真摯な姿勢が見て取れる。

 まだまだ磨きがかかっていくであろうことを鑑みると、プレイするなら早いほうがいい。世界観を踏襲しているオリジナルの月風魔伝に思い入れのある人はもちろん(アーリーアクセス購入者には復刻ファミコン版付き!)、アクションゲームファン、特に同系列のアクションタイトルを好んだ人にもぜひ触れてみて欲しい。

【ゲーム情報】

タイトル:GetsuFumaDen: Undying Moon(ゲツフウマデン アンダイング ムーン)
ジャンル:ローグヴァニア2Dアクション
配信:KONAMI
プラットフォーム:PC(Steam)/Nintendo Switch
配信日:
 早期アクセス版配信時期:2021年5月14日(Steam)
 本配信時期:2022年
価格:2728円
CERO:D(17歳以上対象)

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