関東有数の教習所である「レインボーモータースクール和光」にて、ペーパードライバー教習を受けることとなった、アイドルグループ「純情のアフィリア」の一員で、ASCII自動車部の部長でもあるゆみちぃこと寺坂ユミさん。その所内教習の様子をリポートします。なお教習しながらの取材・撮影は、本来の教習にはならないため、すべてが修了した後に実施したほか、ソーシャルディスタンスに配慮して行ないましたことをご報告申し上げます。
教習車に乗り込み、初心を思い出す
控室で教習時間まで待つ、ゆみちぃ部長。その目はうつろで、普段は見せない表情です。「コンサートの前よりも緊張します」と表情固く、言葉数少なく。刻一刻と、教習の時間がやってきます。
今回ゆみちぃ部長を担当するのは杉山指導員。若くてイケメンのベテラン指導員です。教習原簿を手渡し「はじめまして。純情のアフィリアの寺坂ユミです」と自己紹介をするゆみちぃ部長。杉山指導員は「いやぁ、お綺麗な方で。タレントさんということあって、遠くからオーラが出ていましたよ」と、杉山指導員は饒舌かつ物腰やわらかに話かけるではありませんか。当方としては強面の方を希望していたのですが……。
あまりのノリの良さに不安になったスタッフは「タレントだからといって、特別扱いはなさらないで、普段通りにお願いします」と伝えたのですが、杉山指導員は「いや、いつもこんな感じですよ」とのこと。どうやら最近の教習所はフレンドリーな対応をされるようです。昔はめちゃめちゃ厳しかったんですけど……。
ここで、ゆみちぃ部長が乗る教習車についてご紹介したいと思います。教習車はHondaがかつて販売していた国内向け5ナンバーサイズセダン「グレイス」です。全幅1695mm×全長4450mm×全高1475mmのコンパクトなボディーに自然吸気1.5リットル直列4気筒のDOHCエンジンを搭載。発売当初はハイブリッドモデルだけでしたが、2015年6月にエンジン仕様が登場し、同年7月に教習車仕様が追加されました。今でも、このレインボーモータースクール和光はもちろんのこと、ほかの教習所でも使われています。一般車と教習車の外観の違いは、ドアミラーが生徒用と指導員用の2つ設けられていること程度。あとはホイールが質素なものになっていることでしょうか。
室内に目を向けるとセンターコンソールにディスプレイがなく、カメラミラーがありません。助手席の足元には、アクセルペダルとブレーキペダルが用意されているのも、教習車らしい特徴といえるでしょう。室内を見たゆみちぃ部長は「私が通った合宿免許の教習車は、すごく昔のクルマっぽくて車内が汚かったのですが、とてもキレイでいいですね」とにこやか。やっぱり綺麗で清潔感のあるクルマはいいですからね。
乗車して教習前に手をアルコール消毒。指導員も手袋の上からシュシュっと消毒されます。ちなみに教習終了後も同じようにアルコール消毒をされていました。もちろん教習中はマスク着用で、窓も開けて換気も万全。コロナ対策バッチリです。
まずは運転ポジションの確認から教習は始まりました。まずはきちんとブレーキが踏み込める位置にシートを前後にあわせて、そこから肘や膝は軽く曲げた状態に背もたれを調整します。写真の状態が理想的なポジションとのこと。
鍵式のエンジンスターターに戸惑いながらもエンジンを始動。続いてミラーを調整します。ルームミラーはリアウインドウ越しに後方全体が見える状態に、サイドミラーは車体の4分の1が映るように調整するのがポイント。「今まで漫然と後方が映ればいいと思っていたのですが、違うんですね」と、早くもいいことを教えてもらいました。
こうして教習はスタート。まずは車両の感覚を覚えるために、所内コースをぐるぐると何回も周回。レインボーモータースクール和光は、クルマのほかバイクも教習しているのですが、バイクは専用コースのためコースが別。つまりいきなり目の前でバイクが転倒して……ということがなく、安心して教習を受けることができます。しっかりアクセルを踏んで、そしてしっかり減速してコーナーを曲がるゆみちぃ部長。指導員からも「良い運転ですね」とお褒めの言葉をいただきました。
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