HUAWEI Mate 30 Pro 5Gはクアッドカメラを搭載しています。メインは「SuperSensingカメラ」という名の広角カメラで約4000万画素。超広角の「シネマカメラ」は約4000万画素で、望遠カメラは約800万画素。さらに、ナチュラルなボケ効果をもたらす3D被写界深度カメラも備えています。ライカの監修を受けており、画質も「スマホでこんなにキレイに撮れるのか」と満足必至のクオリティーです。
取材や旅行などで、デジカメ代わりに積極的に使いたいのですが、コロナが長引き、ほとんどの取材はオンラインに。旅行に出かけることも憚られる状況が続いています。そこで、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gのカメラは、どこまで撮れるポテンシャルを秘めているのか? ズーム倍率を変えて、いろいろなものを撮ってみました。
超広角カメラの焦点距離は18mm相当(35mm換算)で、メインカメラ(27mm相当)に対して約0.6倍で撮影可能。望遠カメラの焦点距離は80mm相当で、約3倍の光学ズームで撮影できます。さらに、5倍までは光学ズームとデジタルズームを組み合わせて、画質が粗くならないように補正されるハイブリッドズームが適用されます。さらに、デジタルズームは最大30倍に設定できますが、高倍率にするほど、画質は劣化します。
まずは、建物を撮った写真をご覧ください(写真はすべて原寸サイズです)。
ハイブリットズームは、光学ズームとの差はほとんどなく、積極的に使える水準。30倍ズームにすると、さすがに画質が粗くなりますが、スマホの画面に表示して見るには許容範囲。遠くのある看板や標識を確認したいときに重宝しています。
ファーウェイのハイエンドモデルは、月も撮影できます。HUAWEI P30 ProやHUAWEI P40 Proは50倍ズームで月の表情まで捉えられることがセールスポイントにもなっていますが、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gも30倍ズームで撮影可能。4月の満月は「ピンクムーン」と呼ぶそうですが、4月27日の夜に運よく満月を臨むことができたので、撮影してみました。
スマホで月をくっきり写せるのは、かなり感動します。きれいな満月を見かけるたびにシャッターを押したくなります。ですが、いつ撮っても同じような写真になるので、少々飽きてきたのも事実。
個人的に、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gのズーム機能で、最もよく使っているのは5倍ハイブリッドズーム。小さくて読みづらい文字を鮮明に拡大して写せるので、望遠というよりもマクロカメラとして活用しています。
ここまで撮れたら、もはやコンパクトデジカメの出番はないですよね。ファーウェイは、Google Mobile Servicesを搭載できないことで、スマホ市場で苦戦を強いられているようですが、SIMは挿せなくてもいいからカメラを作ってほしい! と思ったりもします。
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