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豊富なゲーム機能を日本語UIで使いこなせる「ROG Phone 5」はゲーミングスマホのド定番

2021年05月26日 18時30分更新

ボタン操作を割り当てられる
「Air Trigger 5」が大きく進化

 ROG Phone 5には動作モードとして「Xモード+」「Xモード」「ダイナミック」「超省電力」「アドバンスド」の5つが用意されています。ただし、「Xモード+」は「AeroActive Cooler 5」装着時以外は利用できません。「Xモード/Xモード+」のオンオフはクイック設定パネルから切り替えられますが、個人的にはRedMagicシリーズのようにスライドスイッチで切り替えられるほうが便利だなと考えています。

クイック設定パネルから「Xモード+/ Xモード」をオンオフできます。ただし「Xモード+」は「AeroActive Cooler 5」装着時のみ選択可能です

左がデフォルトのホーム画面、右が「Xモード+/ Xモード」を有効にしたホーム画面

「コンソール」から動作モードを「Xモード+/ Xモード」、「ダイナミック」、「超省電力」、「アドバンスド」のなかから選択できます

 ROG Phone 5は、画面上のボタン操作を割り当てられる「Air Trigger 5」が進化しています。特に「モーションコントロール」には「右に傾ける」「左に傾ける」「前方に傾ける」「後方に傾ける」「右に回転」「左に回転」「振る」「水平に前進」「左に水平移動」「右に水平移動」に、それぞれ異なる「タップ」操作を割り当て可能になりました。

 また前述のとおり「AeroActive Cooler 5」に新設された「クーラーボタン」も利用できます。本体+「AeroActive Cooler 5」で多くのソフトウェアボタンを操作可能となるので、ほとんどのゲームでゲームコントローラーは必要ないですね。

ゲーム実行中に画面外から右スワイプすると、ゲーム用ユーティリティー「Game Genie」が表示されます

「超音波ボタン」には「タップ」「デュアルパーティションボタン」「スワイプ」「スライド(横方向)」「スライド(縦方向)」を割り当てられます

「モーションコントロール」には「右に傾ける」「左に傾ける」「前方に傾ける」「後方に傾ける」「右に回転」「左に回転」「振る」「水平に前進」「左に水平移動」「右に水平移動」に「タップ」を割り当てられます

「クーラーボタン」には「タップ」を割り当てられます

 なお、ROG Phone 5はゲームコントローラー「ROG Kunai Gamepad II」「ROG Kunai 3 Gamepad」に対応しています。今回は「ROG Kunai 3 Gamepad」を試用してみましたが、物理ゲームコントローラーならではの操作感はやはり魅力的。ゲームによっては本体+「AeroActive Cooler 5」のほうが操作しやすそうですが、昔ながらの操作体系のゲームをプレイするためにも、ぜひ「ROG Kunai 3 Gamepad」も入手しておきたいところです。

「AeroActive Cooler 5」と「ROG Kunai 3 Gamepad」の物理ボタンは共存可能

「PUBG MOBILE」に「ROG Kunai 3 Gamepad」のレバー、ボタンを割り当ててみました。ただし、個人的には「PUBG MOBILE」のようなFPSでは左コントローラーだけを装着して、右側は2本指で操作したほうがよいと感じました

AeroActive Cooler 5非装着時に
AnTuTu V9で818902を記録!

 最後にパフォーマンスをチェックしてみましょう。今回は「Xモード+」と「Xモード」で定番ベンチマーク3本を3回ずつ実施し、そのなかでもっとも高かったスコアを比較してみました。結果は下記の通り、「AeroActive Cooler 5」非装着時の「Xモード」のほうが、「AnTuTu Benchmark V9」と「3DMark」でわずかですが高いスコアを記録しました。

 計測誤差で本来の性能とは逆の結果となった可能性がありますが、パフォーマンス向上だけが目的なら、「AeroActive Cooler 5」を装着して「Xモード+」に切り替える必要はなさそうです。

「Xモード+」(AeroActive Cooler 5装着時)の「AnTuTu Benchmark V9」の総合スコアは817400、「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは3675、「3DMark」のWild Lifeは5713

「Xモード」(AeroActive Cooler 5非装着時)の「AnTuTu Benchmark V9」の総合スコアは818902、「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは3672、「3DMark」のWild Lifeは5715

 カメラについては、後日「プレミアム実機レビュー」で改めてレビューする予定ですが、これまでテスト撮影したかぎりでは画質はよさそうです。レンズやイメージセンサーの差が表われやすい夜景モードでも、明るく、かつ白飛び少なく撮影できました。望遠カメラは非搭載ですが、ZenFone 7シリーズ譲りのカメラ性能を備えていると言えそうです。

ROG Phone 5の夜景モードで撮影。明るい街灯や看板などの白飛びを抑えつつ、全体的に明るく撮影できています

【まとめ】日本語UIで豊富なゲーム機能を
完全に使いこなしたいという方にオススメ

 冒頭でお伝えしたとおり、現在ゲーミングスマホには複数の選択肢があります。そのなかでROG Phoneシリーズは多機能、丁寧なローカライズという点で一歩抜きん出た存在です。豊富なゲーム機能をわかりやすい日本語UIで完全に使いこなしたいという方に、ROG Phone 5は強くオススメできる一台です。

  ROG Phone 5 ROG Phone 5 Ultimate
ディスプレー 6.78型有機EL(20.4:9)
画面解像度 1080×2448
サイズ 約77×173×9.9mm
重量 約239g
CPU Snapdragon 888 5G(オクタコア)
内蔵メモリー 12 or 16GB 18GB
内蔵ストレージ 256GB 512GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 11
対応バンド 5G NR:n2/n5/n7/n12/n20/n25/n38
/n40/n66/n71/n77/78/n79
LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20
/25/26/28/29/30/32/66/71/34/38/39/40/41/42/48
W-CDMA:1/2/3/4/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDV
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 64メガ(標準)+13メガ(超広角)+5メガ(マクロ)
イン:24メガ
バッテリー容量 6000mAh(65W急速充電対応)
FeliCa/NFC ×/○
生体認証 ○(画面内指紋)
SIM nanoSIM×2
USB端子 Type-C
イヤホン
カラバリ ファントムブラック、ストームホワイト ストームホワイト
発売時期 6月4日(12GBモデル)
5月28日(16GBモデル)
今夏予定
価格(税込) 9万9800円(12GBモデル)
11万4800円(16GBモデル)
14万9800円

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