週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

『ストV』最強の大学生は誰だ!? 「日本学生eスポーツ競技大会」で8人の選手が激突!

2021年04月28日 20時00分更新

一瞬も目が離せない激しい試合の連続

 試合は第1試合から白熱したバトルが繰り広げられた。予選を勝ち進んできた8名の選手は、大学生チャンピオンを決める大会にふさわしいテクニックを披露。巧みなプレイテクニックを駆使して戦う選手たちの動きを、アールさんとハメコ。さん、板橋ザンギエフさんが丁寧に解説していった。

 大会で注目を集めたのは、実況席の3人から評価の高かったSNB|ひぐち選手(ガイル)だった。初戦のオニキ選手(ベガ)をストレートで破ったと思ったら、続くもっちゃん選手(G)との試合は華麗な逆転劇。無敗のままトーナメントを勝ち進んでいった。

SNB|ひぐち選手

ガイルを使用

 一方、敗者サイドで大会を盛り上げたのは工藤選手(春麗)だった。大会の第1試合でもっちゃん選手に破れはしたものの、ダブルエリミネーションの敗者サイドに入ってからは見事な3連勝。

 特に工藤選手が素晴らしかったのは試合運びだ。敗者サイドのセミファイナル(オニキ選手)とファイナル(もっちゃん選手)はシーソーゲームだったが、どちらも2vs1で破って実況席を大いに沸かせた。緊張するはずの大舞台で、大きなミスをすることなく勝利を掴む精神力の高さが光った。

工藤選手

春麗を使用

ついに大学生チャンピオンが決定

 勝者サイドと敗者サイドのすべての試合が終わり、いよいよ決勝戦。大会のファイナルは、本日無敗のSNB|ひぐち選手(ガイル)と、敗者サイドで快進撃を見せた工藤選手(春麗)だ。いよいよ大学生チャンピオンを決めるBO5(3本先取)の試合が始まった。

 初戦は序盤から手に汗握る試合展開。お互いが体力ゲージを削り続け、どちらが勝ってもおかしくない状況だった。しかし接戦を制したのは、ラウンド1、ラウンド2を連取した工藤選手だった。

 2戦目も序盤から工藤が攻撃を仕掛け、試合を有利に運んでいった。このまま勢いに乗った工藤選手が勝利すると思いきや、さすが最強の大学生と称されるSNB|ひぐち選手。2試合目は先程の試合のお返しとばかりに、ラウンド1、ラウンド2を取って勝利。

 1対1で迎えた3試合目、序盤は工藤選手が有利だったが、積極的な空中戦を仕掛けたSNB|ひぐち選手が勝利して優勝にリーチ。それでも諦めない工藤選手は4試合目も果敢に戦ったが、あと一歩及ばずSNB|ひぐち選手がチャンピオンの座に輝いた。

 決勝戦を3勝1敗で終えたSNB|ひぐち選手は、勝利者インタビューで「対戦相手が使うキャラクターを重点的に、練習をたくさんしてきた。そのおかげで試合中に出せる手札が増えて、瞬時に判断できるようになる。最初は押されていたが、大会中に対応できた」と試合を振り返った。

 今日の自己採点は「80点」と語ったSNB|ひぐち選手。今後、さらなる活躍が期待される注目の選手だ。

JeSU岡村会長「今後も継続して大会を育てていく」

 すべての大会が終わり、日本学生eスポーツ競技大会はフィナーレ。日本eスポーツ連合 岡村秀樹会長が登壇し、「第一回大会が大成功で終えられた。すべての試合が素晴らしく、最後まで手に汗握る熱闘を見られた。参加してくださった選手、視聴者、スポンサー、スタッフのみなさまに心から御礼を申し上げます」」と大会を総括した。また、岡村会長は「この大会を年々大きな大会にしていきたい」と、今後も継続して大会運営を行っていく目標を掲げ、「日本学生eスポーツ競技大会」は閉幕した。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう